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「フェラーリでは同士打ちは起きない」とアリバベーネ

2016年07月04日(月)20:01 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネが、フェラーリではメルセデスAMGがF1オーストリアGP決勝で演じたような同士打ちが起きるとは思えないと主張した。

●【結果】F1オーストリアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数

■今季2回目の同士打ちを演じたメルセデスAMG

レッドブルリンクで3日(日)に行われた今季のF1第9戦オーストリアGP決勝では、最終ラップで先頭を走っていたメルセデスAMGのニコ・ロズベルグと、それを追い抜こうとしたルイス・ハミルトンが同士打ちを演じるという光景が展開されていた。

メルセデスAMGの2人が同士打ちを演じたのは第5戦スペインGPで両者ともにリタイアで終わって以来、今季すでに2回目だ。

■フェラーリで同士打ちが起きるとは思えない

一方、オーストリアGPではフェラーリのセバスチャン・ベッテルがタイヤバーストでリタイアし、キミ・ライコネンが3位表彰台に上ったことから、現在は2人が同じ96ポイントで並ぶ状態となっている。

フェラーリでも今後メルセデスAMG同様にチームメート同士でのクラッシュが起きる可能性があると思うかと質問されたアリバベーネは、「その問題はトト(ヴォルフ/メルセデスAMGビジネス部門エグゼクティブディレクター)にお任せするよ」と答え、次のように付け加えた。

「私はキミとセブ(ベッテルの愛称)には満足しているよ。私は自分たちの2人のドライバーたちがメルセデスAMGと同じような状況となることなど想像できないね」

今季の第2戦中国GPではスタート直後にベッテルとライコネンが接触するという事故が起きていた。だが、それはベッテルが強引にインサイドに入ってきたダニール・クビアト(トロロッソ/当時レッドブル)をよけようとして、やはりほかのクルマを避けるために近づいてきていたライコネンと接触していたものだった。

■ベッテルのタイヤ破裂がなければ?

一方、オーストリアGP決勝では、規定外ギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティーを受けて9番グリッドからスタートしたベッテルだったが、徐々に順位を上げ、他車がタイヤ交換のためにピットインしたことでクラッシュしたときには先頭を走行していた。

結果的にライコネンが3位表彰台に上ったフェラーリだったが、もしベッテルがクラッシュしなかったらどういう結果になっていたと思うかと質問されたアリバベーネは、次のように答えた。

「ベッテルは先頭を走っていたし、我々が行った計算によれば、彼はかなり上位でレースを終えることができていたはずだ。どれほどの順位になれていたかは決して分からないけれどね」

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