フェラーリとメルセデスAMGは、F1オーストリアGP(3日決勝)に改良型のパワーユニットを持ち込んでいる。
フェラーリは、パフォーマンスの改良に使われるトークンを1使用し、新しいパワーユニットで10馬力アップを見込んでいると『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。
ベッテルは、フェラーリの現状について次のように語る。
「僕たちは、一番優れたマシンではないし、一番優れたエンジンでもない。でも、自分たちの弱点は分かっているし、それに取り組んでいる」
「オーストリアでは、バクー(ヨーロッパGP)よりメルセデスAMGに大幅に近づけると自信をもっているよ。モントリオール(カナダGP)と同じくらいか、もっと近づけるかもしれない」
■ペナルティーを覚悟するハミルトン
メルセデスAMGも改良型のパワーユニットを導入したことで、ルイス・ハミルトンは、ターボチャージャーとエネルギー回生システムのMGU-Hが5基目になった。
今シーズン、パワーユニットの各コンポーネントは、全21戦で5基まで使用が認められている。それを超えた場合は、グリッド降格などのペナルティーを受ける。
ハミルトンは次のように語っている。
「僕は今週末から最後のエンジンを使い始めるから、少なくとも1回は最後尾からスタートすることになるね。2回になる可能性も高い」
「最悪なのは、メルセデスAMGのドライバーでそういう目に遭うのが僕だけという点だよ」