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【決勝速報】ロズベルグが復活の優勝 マクラーレン・ホンダはバトン11位、アロンソはリタイア/F1ヨーロッパGP

2016年06月19日(日)23:50 pm

2016年F1第8戦ヨーロッパGPが6月19日(日)、バクー市街地サーキット(全長6.003km)で3日目を迎え、現地時間同日17時(日本時間22時)から行われた決勝でニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が優勝した。今季5勝目だ。

本日のコンディションはドライ。ピレリでは、タイヤストップ1回がもっとも妥当と予想している。

51周の決勝がスタート、ロズベルグが好ダッシュ。第1コーナーで大きな混乱はない。ハミルトンは10番手のまま。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が13番手からひとつ順位を上げ、ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)は19番手から15番手に躍進。

3周を終えてDRS(ドラッグ・リダクション・システム)が有効に。ロズベルグは、早くも2番手リカルド以下に4秒以上のクッションを形成。7番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と8番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)の争いが激しい。ボッタス、4周目にフェルスタッペンをかわして7番手に。ハミルトンもこれに続き、8番手。

6周目、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が直線でDRSを利かせてリカルドを抜き、2番手。ロズベルグを追う。同じ周、フェルスタッペンがピットイン、ソフトへ。7周目、3番手リカルドもピットイン。アロンソとバトンも、早めのピットインでソフトに換えている。また、ダニール・クビアト(トロロッソ)がトラブルでピットイン、リタイア。

9周目、5番手キミ・ライコネン(フェラーリ)がソフトにタイヤ交換。11周目の第1コーナー、ハミルトンがボッタスを抜いて4番手へ。上位6台(1番手ロズベルグ、以下ベッテル、ペレス、ハミルトン、ボッタス、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア))は、まだピットインしていない。フェラーリはベッテルとライコネンの作戦を分けた模様。

15周目、ハミルトンがピットに無線で車体の振動を報告。タイヤに問題か。この時点でトップのロズベルグと2番手ベッテルの差は、17秒以上に。16周目、ハミルトンはピットインしてソフトに換装、9番手でコースに戻る。さらに次の周、3番手ペレスがピットイン。ソフトを履いてハミルトンの前、8番手で復帰。

レースは3分の1、17周を終えて首位ロズベルグ。2番手ベッテル、3番手ボッタス、4番手リカルド、5番手ライコネン、6番手ヒュルケンベルグ、7番手マッサ、8番手ペレス、9番手ハミルトン、10番手フェルスタッペン。アロンソは12番手、バトン13番手。

19周目、ライコネンがメインストレートでリカルドを抜いて4番手へ。20周目、3番手ボッタスがタイヤ交換、次いでベッテルもソフトに替える。ロズベルグは、タイヤ未交換だ。2番手ライコネンとの差は、実に40秒。22周目、トップのロズベルグが遂にピットへ。トップをキープ、悠々と戦線復帰。この時点でアロンソ9番手、バトンは11番手。また、レッドブル勢が2回目のピットイン。リカルドとマグヌッセンはソフトからミディアムに変更。ポイント圏外から追い上げを図る。

25周目、アロンソが2回目のピット。ソフトからソフトへ。次いでバトンも。28周目、2番手ライコネンが、まだタイヤの新しい3番手ベッテルに順位を譲る。チームオーダー発動だ。チームはライコネンに無線で「ありがとう」。ライコネン「礼なんて良いから」。トップのロズベルグと2番手ベッテルの差は17秒半。ベッテルは、1分47秒582の最速ラップを叩きだしてロズベルグを追う。

5番手ハミルトンのペースが上がらない。1周あたり、上位から1秒以上遅れている。ハミルトンはチームに無線で問い合わせるも、原因は不明だ。単独走行のハミルトン、チームに無線で「設定は何も変えていない。このままでは完走も怪しい」チーム「運転に問題はない。走りに集中しろ」。無線によるコーチングは、規則で禁止されている。

33周目、サインツが退避路にマシンを止める。明らかにマシントラブルだ。トロロッソは全滅である。

レースは3分の2、34周を終えてトップはロズベルグ。16秒差で2番手はベッテル。以下3番手ライコネン、4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ボッタス、7番手ヒュルケンベルグ、8番手リカルド、9番手マッサ、10番手フェルスタッペン。アロンソは12番手、バトン13番手だ。38周目、バトンが直線の終わりでアロンソを抜いて12番手へ。その後アロンソは、ずるずると順位を後退。41周目には15番手に。チームからは「ピットに入れ」との指令。アロンソは、ギアシフトの不調を訴えてリタイア。

残り7周、5番手ハミルトンが勢いを取り戻したと思いきや、再び元のペースに。48周目、リカルドがヒュルケンベルグをパスして7番手へ。3番手ライコネンと4番手ペレスがコンマ9秒差。最終ラップの第1コーナーでペレスがライコネンを抜いて、3番手に上がった。

51周のチェッカーが振られ、ロズベルグが歓喜のゴール。16秒半差で2位はベッテル。3位は殊勲のペレス。4位はライコネン、5位ハミルトン、6位ボッタス、7位リカルド、8位フェルスタッペン、9位ヒュルケンベルグ、10位マッサ。以上が入賞。11位バトンまでが同一周回だ。アロンソは、リタイアを喫した。

F1世界選手権でロズベルグとハミルトンの得点差は、ふたたび24ポイントに開いた。コンストラクターズ選手権に動きはないが、フォース・インディアは5番手の位置を確固たるものにした。

第9戦F1オーストリアGPは、7月1日(金)現地時間10時(日本時間17時)に開幕。決勝は7月3日(日)の現地時間14時(日本時間21時)にスタートする。

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