マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエ(レーシングディレクター)が、バクー市街地サーキットで行われるF1ヨーロッパGP(19日決勝)に向けて意気込みを語った。
【動画】世界遺産を駆け抜ける、バクー市街地コースでの初テスト走行のオンボードカメラ映像
■エリック・ブーリエ「ファンには楽しめるレースを提供したい」
「バクー市街地サーキットは、F1カレンダーにおいて新たな刺激的光景を提供してくれるはずだし、世界的なスポーツのステージにおいて、非常に多くの新しいファンとより広範な視聴者に我々の姿を届けることができるだろう」
「最初にここを訪問したとき、そしてアンバサダーとしてバクーに旅したフェルナンド(アロンソ)からもサーキットやコースを取り巻く施設について非常にいいフィードバックを受け取っている。だからワクワクするような週末が迎えられるだろうと期待しているところだ」
「モントリオール(カナダ)では不満の残る結果だっただけに、ほんの数日のうちに次のレースに意識を向けることができるのは幸いだ。それも全く新しいイベントだから、その特性を知り、たくさんのデータを集め、それらを大量の情報に変換することができるわけだ」
「カナダでジェンソン(バトン)のパワーユニットに発生した問題については現在も調査中だ。だが、安心してくれたまえ。我々はホンダとともにその原因を特定し、それが繰り返されないように懸命に取り組むつもりだ。今年ここまでのすべてのレースでやってきたようにね」
「我々の努力や、自分たちのクルマの強みにもかかわらず、モントリオールは我々のパッケージにとっては特に厳しいところだった。だが、我々も困難なものになるであろうことは分かっていた。そして、ポイント獲得にひとつだけ足りない順位で終えたことは当然ながら残念なことだった」
「しかし、バクーは新たに対応準備すべき特性を有しているし、我々も自分たちのシャシーとパワーユニットを世界最速の市街地コースという厳しい環境においてテストできることを楽しみにしている。新しいグランプリ開催地の光景や音、そしてその雰囲気に包まれながら、ファンが楽しめるレースを提供できればと思っている」