ホンダ「世界一のエンジン」になるには?

「ハミルトンに非はなかった」とラウダ

2016年06月14日(火)20:09 pm

先週末のF1カナダGP決勝では、またしても1周目にメルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが接触するというハプニングが起きてしまった。

●【結果】F1カナダGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数

■ハミルトンに押し出されたランキングリーダーのロズベルグ

ポールポジションからスタートしたハミルトンが出遅れ、3番手スタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が一気にメルセデスAMGの2台をコース内側から抜き去って第1コーナーに入る。そのベッテルの後ろでサイド・バイ・サイド状態となったメルセデスAMGの2台だったが、ターン1を過ぎたところでハミルトンとロズベルグのタイヤ同士が接触。

これでコース外へ押し出される形となったロズベルグは、次々に他車の先行を許し、9番手にまで順位を下げてしまった。

2レース前の第5戦スペインGPでは、1周目に同士打ちクラッシュを演じて2台ともリタイアに終わっていたメルセデスAMGだが、チームを率いるトト・ヴォルフは再びこのような同士打ちが起きればチームオーダーの発令も考えざるを得なくなるだろうと警鐘を鳴らしていた。

■ロズベルグのタイトル獲得に黄信号

カナダGPは両者ともにリタイアにはならなかったものの、最終的には大きく明暗が分かれる結果となった。ハミルトンは1周目に2番手に下がったものの、その後タイヤ戦略でベッテルを追い抜き、モナコに続き今季2勝目を達成。

一方、現在ランキングリーダーのロズベルグは5位で決勝を終えたことにより、モナコGPの前には43ポイントあった差が一気に9ポイントにまで縮まってしまっている。

ハミルトンとしては、ここで完全にロズベルグを射程圏内に入れたという気持ちになっているのは確かだろう。ハミルトンは13日(月)に母国イギリスのメディアに対し、「僕はすべてのレースで勝つ必要がある。僕はすべてのレースで勝ちたいんだ」と語った。

■また話し合いが必要だとヴォルフ

だが、ヴォルフは今回のカナダGPの成り行きには満足していない。

「決勝を1番手と2番手からスタートして、最初のコーナーを2番手と9番手で抜け出すなどということを望むわけはない」

『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったヴォルフは、次のように付け加えた。

「彼らは接触した。我々はあんな光景は見たいと思っていない。だから、また話し合うことになるだろうね」

■ハミルトンに責任はないとラウダ

だが、メルセデスAMGの非常勤会長であり、現役時代には3度F1王座についたニキ・ラウダは違う意見を持っているようだ。

「あれは単なるレース中の事故に過ぎなかった。あのことで責めを負うべき者などいないよ」

『Bild(ビルト)』にそう語ったラウダは、「ルイスはうまいレースをした。彼は調子を取り戻してきたね。だが、ニコに対しても気の毒に思うよ」と付け加えている。

ロズベルグは今季で現在のメルセデスAMGとの契約が満期を迎えることになる。現在、その契約延長交渉にロズベルグの代理人として臨んでいるのが元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーだ。

そして、そのベルガーさえも、今回の接触に関してハミルトンに非はなかったと考えているようだ。ベルガーは『Tagesspiegel(ターゲスシュピーゲル)』紙に次のように語った。

「ルイスは自分のラインを守っただけだよ」

■ロズベルグはバクーで勝つしかない

序盤に大きくポイントをリードしていたロズベルグだが、念願のF1タイトルを取るには今年が絶好のチャンスと思われていたものの、第5戦で起きた同士打ちを境に、一気に流れが変わってしまったようだ。

ラウダは、ロズベルグがこの流れを断ち切るには、次のレースで優勝することが必要だと次のように付け加えた。

「タイトルをめぐる争いは厳しさを増しているし、ニコはバクー(ヨーロッパGP/19日決勝)で勝たなくてはならない。それに疑問の余地はないね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック