F1カナダGP決勝レースで、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップを走行中、2ストップ戦略を採ったフェラーリだったが、レース後、代表のマウリツィオ・アリバベーネは2ストップ戦略は間違えだった、と認めた。
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先頭を走るベッテルは、ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)が白煙を上げてストップしてしまった影響でバーチャルセーフティカーとなっている最中、ピットインの指示を受けた。しかし、ベッテルが入った11周目はちょうどバーチャルセーフティカーが終了した周だった。
一方、難なくトップに返り咲いたポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、最初のタイヤで24周まで走った。
マウリツィオ・アリバベーネ代表曰く「我々はタイヤの劣化を過大評価していた」ということがベッテルを呼び寄せた理由らしい。
「間違えた決定だった。話を大きくするつもりはない。誰でもミスを犯すが、今日は我々がミスをしたんだ」
ベッテルは「非難することは好きじゃないんだ。タイヤの劣化(デグラデーション)は予想ほど良くなかったんだ」と語っている。
【結果】F1カナダGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント