2016年F1第7戦カナダGP決勝を終え、トロロッソのカルロス・サインツとダニール・クビアトは、次のようにコメントした。
【結果】F1カナダGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■カルロス・サインツ「まさか9位でゴールできるとは」
決勝/9位
「いやあ、カナダGPはがんばったよ!何せ20番手スタート(予選の事故でギアボックス交換、5グリッド降格)だったから、まさか9位でゴールできるとは夢にも思わなかった。すごく楽しかった」
「アンダーカットするつもりで行なった最初のピットストップは、狙いどおりだった。履き替えたソフトで5周ないし6周は、予選のつもりで走った。数台を抜いてフォース・インディアの後ろに付けたんだ。もし予選でミスを犯さなくても、決勝を8位以上でゴールするのは不可能だっただろう。素直に嬉しいし、今週末は満足だ」
「今日の結果を見ても分かるとおり、僕らをあなどってはいけない。常に進歩しているんだからね。レース作戦が見ごとにはまって、ピットストップもことごとく決まった。全チームにおめでとうを言うよ。最高だ!」
■ダニール・クビアト「何とたいくつなレース」
決勝/12位
「正直に言って良い?何とたいくつなレースだっただろう。最終ポイント(10位)を(セルジオ)ペレスと争っていたが、彼らのほうが少しだけ速くてどうしても前に出られなかった。最終スティントでウルトラソフトに履き替えたところ、周囲のマシンとバトルを続けるあいだに傷んでしまい、僕らの期待を裏切る形となった。その結果、前の1台に行く手を阻まれるか、トラフィックにさえぎられるか、そんなレースに終始した」
「さいわい次のレースは、すぐにやってくる(6/19 第8戦ヨーロッパGP)。パッと頭を切り替えて、今日のことは忘れるよ。その前に良かった点は、無事に週末を終えられたこと。僕にしては珍しくない?完走したおかげで、自分自身にもチームにも貴重なデータを提供できた。学習あるのみさ。そこで、これからは持てる性能を発揮しなければならない。来週のバクーで、さっそく結果を残したいところだ」