F1のドライバーマーケットが話題になる中、エンジニアの獲得合戦にも注目が集まっている。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、フェラーリのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンがルノーF1への移籍を検討している可能性があると伝えている。
48歳のアリソンは高い評価を得ており、2013年にロータス(現ルノーF1)から移籍してフェラーリの技術トップの座に就いた。昨年9月には、フェラーリとの契約をさらに3年延長している。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によると、ワークスチームの強化を目指しているルノーF1がアリソンにオファーを出しているという。
アリソンは、3月に急病で妻を亡くした。現在は、3人の子どもが暮らすイギリスと、フェラーリの本拠地があるイタリアのマラネロとを行き来する生活を送っている。
ルノーF1の本拠地はイギリスにあり、アリソンがルノーのオファーを受けるとすれば、子どもとの生活を優先するためだろうと『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は書いている。
また、フェラーリがトロロッソのテクニカルディレクターであるジェームス・キー獲得をねらっているという報道もあったが、キーは移籍を否定している。
「私には今後しばらくの間トロロッソとの契約がある。また、まだやるべき仕事が山ほどある。だから、今はほかのことは一切考えていない」とキーは話している。