フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、キミ・ライコネンの去就について、まだ決断は下していないと話している。
ライコネンは1年契約を結んでおり、後任候補にはダニエル・リカルド(レッドブル)やニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ロマン・グロージャン(ハースF1)などの名前が挙がっている。
アリバベーネはF1カナダGP(12日決勝)を前に、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に次のように語った。
「私は両ドライバーの働きに満足している」
「何に関しても来年に向けて決断を下すのは時期尚早だと思う。MotoGPを見れば、ドゥカティが来年ホルヘ・ロレンソを獲得すると発表したが、今シーズンの選手権はまだ始まったばかりだ」
「もし2017年に関して何らかの決断を下したかと聞かれれば、答えはノーだ」
「たとえ下していたとしても、今はそれを明らかにする時ではないだろう」
■自分で分かっていれば十分とライコネン
カナダGP前の9日(木)に行われた記者会見で、ライコネンはうわさを否定し、フェラーリに残留できれば「うれしい」と話すにとどまった。
しかし、F1公式サイトのインタビューでは次のように語っている。
「何が起きているかは知っている。僕にとってはそれで十分だ」
「だからと言ってうわさがなくなるわけじゃない。でも、時が来れば大勢が間違っていたと証明されるということも僕は知っている。ただ、話すつもりはない」