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フェラーリ「ここで風向きを変えられるはず」/カナダGPプレビュー

2016年06月10日(金)11:41 am

フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1カナダGP(12日決勝)に向けて意気込みを語った。

■セバスチャン・ベッテル「チームには勝つだけの力がある」
「速いサーキットだし、大好きだよ。天候は悪くなりそうだけど、それは誰にとっても同じだし、僕たち全員が同じ難しさを抱えることになると思う。僕もいくつか期待していることはあるけれど、サーキットで何が起きるか、落ち着いて様子を見ないとね。それに、ほかのドライバーたちが何をやっているか、どういう改良を行ってくるかにもかかってくるからね」

「週末が進むにつれて少し暖かくなっていくはずだと思っているけれど、どうなるかな。そのうち分かるはずだ。カナダは路面によってかなり難しいサーキットだということは分かっている。いつもタイヤを同じように機能させるのが難しいんだ。軟らかいコンパウンドのタイヤはかなり扱いにくいし、レースで長持ちさせるのが難しい。だから気温が低めだとてこずらされることが多いんだ。どうなるか様子を見るしかないし、そこが興味深くなりそうだね」

「僕たちはいくつか新しいパーツを用意している。それらによって一歩前進できることを期待しているよ。今は僕たちが本来望んでいたようなところにいないことは分かっている。だけど、今後どうなるかは誰にも分からない。僕たちは全力を尽くして懸命に戦っていくし、勝利に向けてやれることはすべてやるつもりだよ。風向きを変えることができると信じているし、このチームを信じている」

「ジル・ビルヌーブについてはあまりよく覚えていないんだ。聞いたところによれば、彼はかなり個性的な人だったらしいね。彼はエンツォ・フェラーリ(フェラーリ創設者)のお気に入りだったし、マラネロ(フェラーリ本部)にはまだいくらか彼の存在感が残っているのは確かだ。彼があまりにも若くして亡くなったのは残念だよ。彼なら何度かF1チャンピオンになれていたはずだと思うからね」

■キミ・ライコネン「きっと結果がついてくるはず」
「モントリオールに来るのは大好きだよ。僕にはいい思い出もあるよ。2005年にあげた勝利だけではなく、街そのものについてもね。すてきな街だし、人々もすごく歓迎してくれるよ。またうまくやれるように頑張るつもりだけど、もちろんそれは簡単なことではない。でも、力強い週末にできるよう期待している」

「ここに僕たちが持ち込んだ改良パーツはほかのサーキットに持ち込むものと同じように一歩前進したものだ。僕たちは常にすべてのエリアで改善を図っているし、クルマに新しいパーツを投入している。それまでのものと比べてよくないと思われるものを使うことは決してないよ」

「すべてのレースが僕たちにとっては重要だし、すべてのレースで最善を尽くしたいと思っている。だけど、今年はまだ僕たちの本当の力を見せることができていない。チームとして、僕たちは一丸となって取り組み続けている。フェラーリがトップに立つことを望んでいるけれど、それが達成できていないのは残念だ。僕たちの目標は勝利を目指して戦うために、常に2台がトップに並ぶことだ。僕たちは全力を尽くしているし、きっと結果が伴ってくるはずさ」

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