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アロンソ「2017年のクルマ次第ではF1を去る」

2016年06月08日(水)18:46 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、自分が2018年以降もF1を続けたいと思うかどうかは、2017年に導入される次世代F1カー次第だと語った。

■2017年のF1カーに期待するアロンソ

2005年と2006年にF1タイトルを獲得したアロンソだが、その後の10年間はタイトルに見放された状態が続いている。

そしてアロンソは、意図的に性能低下が起きるように設計されたピレリタイヤを履き、ハイブリッドシステムであるパワーユニットで戦う現在のF1は自分がタイトルを取った当時ほどには楽しめていないと常々語っていた。

そのアロンソが2017年からF1が導入する新ルールに期待するのは当然かもしれない。より幅広の車体に現在のものよりグリップが高くなる幅広タイヤを履き、さらにダウンフォースが強められることになる2017年型F1カーは、現在よりも1周あたり5秒から6秒ほどラップタイムが短縮されるだろうと考えられている。

■将来のキャリアは2017年に決める

そして、アロンソにとって2017年はマクラーレン・ホンダと結んでいる現在の契約が満期を迎える年でもある。

「現時点ではまだレースを楽しんでいるよ」

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』にそう語ったアロンソは、次のように続けた。

「それが僕の人生だし、唯一僕がかなりうまくやれることだからね」

「もし来年のクルマが楽しくなかったら、そのときは違うカテゴリーに行くと思うよ」

「いつかル・マン24時間レースで優勝するのが僕の目標だしね」

■フェラーリにつらい思い出を残したくなかった

2015年にマクラーレン・ホンダへ移籍以来、ポイント獲得にも苦労するレースが続いているアロンソだが、それまで5年間在籍していたフェラーリを去ったことを後悔はしていないと主張している。

「(フェラーリで)6年か7年にもわたってレッドブルやメルセデスAMGの後ろでゴールするのは耐えられなかっただろうからね」

そう語ったアロンソは、次のように締めくくった。

「そして、僕はフェラーリでのいい思い出を取っておきたかったんだ。苦痛に満ちた思い出ではなくね」

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