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トロロッソ「挑戦しがいのあるサーキットで結果を残したい」/カナダGPプレビュー

2016年06月07日(火)18:02 pm

トロロッソのダニール・クビアトとカルロス・サインツが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1カナダGP(12日決勝)に向けて意気込みを語った。

■ダニール・クビアト「前向きな気持ちで臨む」
「不満の残ったモナコでのレースはもう忘れたし、自分の力をもっと示していこうと決心しているよ。家に帰ってからというもの、僕は今週のカナダGPに完全に集中してきているんだ」

「モントリオールのサーキットは縁石に乗って常に弾んでいるのが特徴だと言えるよ。縁石はかなり高いし、たくさんあるからね。このサーキットで1周するうちには難しいシケインがたくさんある。例えばターン3と5、6と7と8、あるいは有名な“チャンピオンの壁”に向かう13と14のようにね」

「このほかに難しいのはターン10だね。あそこでは強いブレーキをかけることが必要なんだ。ここは低速のヘアピンだから追い抜きにもすごくいい個所だよ。ここからうまく立ち上がることが必要なんだ。次に一番長いストレートが待ち受けているからね。ここでほかのクルマの後ろにいるときにはスリップストリームをうまく使うことができる」

「僕はここで運転するのが好きだし、僕たちのパッケージを最大限に利用して、いい週末にしたいと思っている。僕自身もチームも前向きのままだし、可能な限りいい成績を残せるよう一緒に懸命な取り組みを行うよ」

■カルロス・サインツ「ポイント獲得は可能なはず」
「カナダのホームストレートはいつもかなり滑りやすいんだ。それにここではダウンフォースをすごく小さくして走ることになる。だからブレーキングは難しいし、ステアリングホイールの操作も本当に大変なんだ。ターン1と2はこのサーキットにはたくさんあるシケインのひとつだけど、2つめのコーナーはすごく低速だからここでパワーを落とすのは難しいし、オーバーステアになってしまう」

「ターン3と4ではこのサーキットで初めて壁が登場するんだけど、可能な限りそれに接近して走ろうとするんだ。そうすればラップタイムはよくなるけれど、壁にぶつかりやすくもなるから、自信を示すことが必要な個所だね。いいラインを走行するためには、すべてのシケインで縁石に乗り、クルマの位置をうまくコントロールすることが必要なんだ。とりわけ、ターン6と7ではね。そうすればこれらのコーナーに続くストレートでは速く走ることができるようになる」

「ターン8と9は違うタイプのシケインだ。非常にシンプルなサーキットのように見えるかもしれない。こういう種類のコーナーはどこにでもあるからね。だけどこれらのシケインはそれぞれに異なる難しさがあるし、全部違うやり方で走り抜ける必要があるんだ」

「ターン10は年間を通じて一番タイトで最も低速なコーナーだと言えるかもしれないね。ここがまさに追い抜きポイントになる。そしてこのヘアピンからの立ち上がりもすごく重要なんだ。その後にシーズンでも最速レベルのストレートが続いているからね。ここでは時速340km近くに到達するし、かなりいいよ」

「最後に、僕に言わせれば最高のコーナーに向かうことになる。“チャンピオンの壁”としても知られるターン14だ。すごくタイトなシケインだし、そこでまた縁石に乗る必要がある。そして、そのうちのひとつに間違った形で乗ってしまうとそのまま直接壁に突っ込んでしまうことになる。だからここでうまくやることがすごく重要なんだよ」

「全体的には楽しいサーキットだよ。理論的には簡単に見えるかもしれないけれど、ドライビングは常に挑戦となる。そして間違いなくいいレースになる。僕はたくさんポイントを稼ぎたいと思っているし、それができるはずさ。頑張ってやってみよう!」

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