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【マクラーレン・ホンダ】ブーリエ「トップ争いができるまで満足はできない」/カナダGPプレビュー

2016年06月06日(月)20:37 pm

マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1カナダGP(現地時間12日決勝)に向けて意気込みを語った。

■エリック・ブーリエ「ここまでの勢いを持続させたい」
「モナコは我々にとって複雑な幸運がつめこまれたバッグのようなものだった。2台ともポイント圏内で完走できたのはチームにとっては力強い後押しになったし、ウォーキング、ミルトンキーンズ(イギリス/マクラーレンのファクトリー)、そしてさくら(栃木県/ホンダF1プロジェクト本部)で目に見えないところで行われているハードワークが報いられるものだった。だが、我々はトップ争いに返り咲くまでは満足するわけにはいかないということは誰もが分かっていることだ」

「曲がりくねった低速市街地サーキットであるモナコでは、もっと強いパフォーマンスが発揮できるだろうと予想していた。だが、それでも自分たちのクルマについて多くを学ぶことができたし、決勝日が非常に厳しいコンディションとなったことを考えれば、あまり不満に思うわけにもいかないだろう。我々の2人のF1チャンピオンがうまく対応してくれたしね」

「これからはモントリオールに目を向けることになる。マクラーレンにとっては13勝をあげたところだし、非常に記憶に残るレースを展開した場所だ。モナコ同様に非常に価値のあるイベントだし、手ごわいアスファルトの上で素晴らしいレースが展開されるという定評を持つレースだ。エンジニアやメカニック、そして最終的にはドライバーたちにとって独特なチャレンジが必要となるという点では、(モナコと)似かよった部分もある」

「理論的には、パワーがものを言うこの大変なサーキットは我々のクルマの強みを発揮できるところではないと言える。だが、我々の開発は急ピッチで進んできているし、ここまでの数レースで築いてきた勢いを持続させることを目指している。そしてまた貴重なポイントをもっと獲得できるよう攻めていくつもりだ。楽ではないだろうし、信頼性が最大のカギとなるだろう。だが、我々の目標は、ケベックのものすごく情熱的なファンのために最高のショーを繰り広げることだし、この歴史的なジル・ビルヌーブ・サーキットで自分たちのパッケージをテストすることだ」

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