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メルセデスAMG「ライバルは気にせず、わが道を行くだけ」

2016年06月06日(月)18:55 pm

メルセデスAMGも今週末のF1カナダGP(現地時間12日決勝)には一部改良を施したパワーユニットを投入する準備をしていると伝えられている。

■パワーユニットの信頼性改善を試みたメルセデスAMG

だが、これに関しては信頼性に関する問題対応を行っただけで、「トークン(開発引換券)」を用いてパフォーマンス改善が施されたものではないという。

メルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)はこれに関して次のように語っている。

「毎週、我々はえたいの知れないトラブルを抱えていた。我々はそれを解決する必要があるんだ」

■レッドブルが最強ライバルとして浮上

一方、シーズン開幕当初には最大のライバルだと思われていたフェラーリだが、信頼性の問題などもあって現時点では予想以上に差がついてしまっている。

その代わりに、ここ数戦で台頭してきたのが2010年から2013年まで4年連続F1チャンピオンチームとなったレッドブルだ。モナコGPではスペアパーツの関係で全4台中2台にしか搭載できなかった改良版パワーユニットがカナダではすべてのクルマに搭載されることになる。

モナコよりもエンジンパワーがものを言うジル・ビルヌーブ・サーキットで、メルセデスAMGにとって最も警戒すべきライバルは改良パワーユニットを搭載したレッドブルということになりそうだ。

■ライバルを気にする前にやるべきことがある

ヴォルフは、今後のライバル関係について次のように語った。

「F1では直前のレースと同等の力しか出せないものだ。最初はフェラーリが我々にとって最大の敵だろうと考えられていたのはそのためだ。彼らはもっといい結果を出していたからね」

「今では、レッドブルがバルセロナ(スペイン/第5戦)でのレースに勝ち、モナコ(第6戦)でもかなり競争力があった。だから突然レッドブルが我々の最大のライバルだと見なされるようになった」

そう述べたヴォルフは、次のように付け加えた。

「我々は冷静さを保つことが必要だと思う。どちらのチームも競争力を増すために必要なものはすべて持っている。そして我々は自分たちの道を進み、F1タイトルを勝ち取るために必要だと考えているスピードで開発を続けるだけだ。ライバルを気にするより、そちらのほうがさらに重要なことなんだ」

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