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ジュール・ビアンキの父「ドライバーたちは真実を語ることを恐れている」

2016年06月03日(金)16:54 pm

2014年のF1日本GP決勝中に起きた事故でこん睡状態に陥り、ついに目覚めることなく昨年この世を去ったジュール・ビアンキ(当時マルシャ)の父親が、ほかのドライバーたちはF1の運営面でミスがあったことをおおやけに語ることを恐れているのだと主張した。

ビアンキの父フィリップは、最近F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)とF1最高責任者であるバーニー・エクレストンに対して、息子の死を招いた責任を問うための訴訟を起こしている。

ビアンキ家の弁護を務めるロンドンの法律会社は、今回の訴訟はF1が2014年シーズンの終盤に「台風シーズンを迎える日本において危険なコンディションなもとでレースを行ったことや、計画、時間設定、運営組織にミスがあった」ことに関して認めることを求めるものになるだろうとしている。

だが、フィリップは、今回の起訴に関してほかのF1ドライバーたちからの支持を得られていないのは、単に彼らが事実を公然と語ることを「恐れている」ためだと『Times(タイムズ)』に次のように主張した。

「あるドライバーが私と一緒にいても、カメラが回っているときは何も言おうとしないだろう。誰もが何かを発言することを恐れているのだと思う」

そう語ったフィリップは、次のように付け加えた。

「カメラがないときには、みんな私のところへ来てこう言うんだ。これは間違いだ。ジュールじゃない。彼ら(F1)がミスを犯したんだ、とね」

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