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【マクラーレン・ホンダ】ホンダの新スペックPUは「革命的」なものにあらず ルノーは大幅改善

2016年06月02日(木)19:16 pm

マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエが、現在ホンダが投入準備を進めている新スペックパワーユニットに関して、それは「革命的」なものではないと語った。

●【マクラーレン・ホンダ】新スペックパワーユニットの投入はいつ?

最近、フェルナンド・アロンソが次戦F1カナダGP(12日決勝)でホンダがトークンを使ってパフォーマンス改善を行った新スペックパワーユニットがデビューすることになるだろうと発言したことが話題を呼んでいる。だが、マクラーレンとホンダのいずれもがそのことについて否定的なコメントを行っている。

ブーリエはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に対し、「新しいエンジンが投入されるが、それは革命的なものではないよ」と語った。

■ルノーは大幅に改善

ホンダとライバルであるルノーは共に昨年より大幅にパワーユニットを改善してきている。

特にルノーが先週末のF1モナコGPに投入した最新スペックパワーユニットはレッドブルのダニエル・リカルドがポールポジションを獲得するなど、大きな進歩をとげていた。だが、そのルノー新スペックパワーユニットは、わずか3枚のトークンを使用して開発されたものだったという。

ルノーのエンジンテクニカルディレクターを務めるレミ・タファンは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語っている。

「昨年終盤に我々が多くのトークンを使ったことを忘れてはならないよ。だが、我々は期限内にすべてのパーツを製造することができず、そのうちのひとつをフリー走行で使うことができただけだった」

「我々はそのことで批判を受けたが、それに耐えることができた。2016年にはそれが役に立つということが分かっていたからだ。それが現在のエンジンの基盤となっているんだ」

信頼性が大きく向上した今年のホンダパワーユニットだが、今後の課題はパフォーマンスの向上だ。そして、来季本当にトップ争いができるユニットにするためには、今季中のパワーアップに焦点を合わせるよりも、もう少し長期的な視野で開発を行うことになるのかもしれない。

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