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ダニエル・リカルド「自分はF1タイトル挑戦にふさわしいドライバー」

2016年06月02日(木)16:51 pm

レッドブルのダニエル・リカルドが、自分にはすぐにF1タイトル挑戦のチャンスが与えられるべきだと語った。

【ハイライト動画】F1モナコGP決勝レース レッドブル、タイヤを用意せず

■2戦連続で不運に泣いたリカルド

先週末に開催されたF1モナコGPではリカルドがF1キャリア初のポールポジションを獲得。レースでもメルセデスAMG勢に十分な差をつけて独走状態をキープし、モナコで通算4勝目をあげるのも確実かと思われていた。

だが、ピット作業でチームがタイヤ交換に手間取るという大きなミスを犯したことで、優勝をメルセデスAMGのルイス・ハミルトンにさらわれてしまった。

レース後、リカルドはチームに対する怒りを隠そうとはしていなかった。それは、普段は笑顔を絶やすことのないリカルドとしてはめずらしいことだった。

伝えられるところによれば、リカルドの母国オーストラリアのあるブックメーカーはレース後にリカルドが「チームによる妨害を受けた」と主張し、リカルドに対する掛け金を払い戻したという。

リカルド本人も、今回のモナコだけでなく、その前に行われたスペインGPにおいてもレッドブルによってレースを「めちゃくちゃにされた」とレース後に発言していた。スペインGPの決勝でも先頭を走っていたリカルドだが、チームのタイヤ戦略が裏目に出て、違う戦略で戦ったチームメートのマックス・フェルスタッペンが優勝を遂げていたためだ。

■発言には気をつけるべきだと元F1ドライバー

だが、かつて2005年にミナルディでF1デビューを飾り、2006年にはレッドブルでレースに出走した経験も持つオランダ人元F1ドライバーであるロバート・ドーンボスの見方は違うようだ。

ドーンボスは母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に対し、次のように語った。

「それはおかしいよ。レッドブルがわざとそんなことをするわけがない。私は、勝つときも負けるときもチームと一緒だと思っている」

そう語ったドーンボスだが、モナコで見せたリカルドの走りは非常に素晴らしかったと次のように続けた。

「彼はミスを犯さなかった。あれは彼のための週末だったよ」

「予選後に彼としばらく話をしたんだが、彼はクルマが非常にいいと言っていた。最高のクルマを手にしながら勝てなかったのだからがっかりして当然だ。だが、そういうときでも自分の発言には気をつけるべきだよ」

■F1タイトル挑戦のチャンスが欲しいリカルド

その後、落ち着きを取り戻したリカルドは、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に対し、これまでのF1キャリアにおいて自分はもっといい結果を残すに値するドライバーだと感じているためにスペインとモナコで勝てなかったことに耐えることがすごく難しかったのだと語った。

「ごう慢になっているつもりはないよ。だけど、僕は自分の能力をすごく信じている。そしてもっと報われるべきだと思っているんだ」

そう述べたリカルドは、次のように付け加えた。

「僕はもうすぐ27歳になるけれど、これまでF1タイトルに手が届くところにまで行ったことはない。そして僕にはそういうチャンスがすぐに与えられるべきだと信じているんだ」

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