メルセデスAMGのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが、モンテカルロ市街地サーキットで行われたF1モナコGP2日目を終え、次のようにコメントした。
■ニコ・ロズベルグ「スタートでチャンスを生かしたい」
フリー3/3番手
予選/2番手
「ダニエル(リカルド/レッドブル)がQ3で最初のアタックラップを決めたときには本当に驚いたよ。『なんてことだ、すごく速かったぞ』と思ったよ。彼の上に出ようとベストを尽くしたし、少し接近することはできた。だけど残念ながらポールポジションには足りなかったよ」
「レッドブル、特にダニエルは、今日ここで素晴らしい仕事をしたね。初めてのポールを獲得した彼におめでとうと言いたい。彼にとって、モナコでこれを達成できたことは本当に特別な気分のはずだよ」
「だけど、明日は僕たちにもこのレースに勝つチャンスがいくつかある。スタートではダニエルはグリップレベルの低い硬めのタイヤを履くことになる。だからそこでチャンスが生まれることを期待しているんだ。中国GPで僕が硬めのコンパウンドを履いていたときには、彼がスタートで僕をとらえていた。だから明日はそれを再現して、今度は僕が彼をオーバーテイクできればいいな」
「週末を通じてスタート練習はたくさんやってきた。だから面白くなりそうだよ。この素晴らしいサーキットでまたレースするのが待ちきれない思いだ」
■ルイス・ハミルトン「2008年の再現を期待」
フリー3/2番手
予選/3番手
「今は言葉が見つからないよ。今日は僕が最速だったんだ。だけど、残念ながらQ3のスタート時に問題が発生してしまい、そのペースを生かすことができなかった。最後のラップではベストを尽くしたし、本当に満足だよ。僕の最後に試みたのは少しでも順位を稼ぐことだったし、10番手スタートになるかもしれなかったところを、少なくとも3番手からスタートできるようにできたんだからね」
「明日に向けてレッドブルは少し違う戦略をとってきた。ダニエル(リカルド)はスーパーソフト(タイヤ)でスタートすることになる。それがうまくいくのかどうか、僕には分からない。だけどコンパウンドはかなり似たようなものだから、ウルトラソフトの僕たちがスタートで有利になるとは思わないよ」
「ダニエルがターン1に先頭で入ることができれば、後はその位置に居座るだけだ。彼の後ろで僕たちがバトルをしてタイヤをすり減らしている間、彼はクルマを可能な限りワイドに使ってタイヤを長持ちさせればいいんだ。ここでは追い抜きはほとんど不可能だからね。一番軟らかいタイヤと言っても、実際にはかなり硬いんだ。だから、もし天候がドライのままなら、楽に1回ストップ作戦がとれるはずさ。そうなると厳しくなるね。雨になって少しばかり混乱することを願うよ」
「僕が最後にここで3番手からスタートしたのは2008年だった。僕はそのレースで優勝したんだ。その位置からのスタートでは、始まる前にチャンスは消えたものだと思っていた。だけど、結局のところ素晴らしいレースになったんだ。だからどうなるか様子を見よう。何が起きるか分からないからね」