2016年F1第6戦モナコGPが5月28日(土)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.340km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選でレッドブルのダニエル・リカルドがF1キャリア初のポールポジションを獲得した。
●【結果】F1モナコGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
Q1では、セッション開始早々にフェリペ・ナッセ(ザウバー)のエンジンが壊れてストップし、赤旗中断となる。ところがセッション再開後にアタックラップに入ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン16でクラッシュし、またも赤旗が振られるという荒れた展開に。前戦スペインGPで最年少優勝記録を更新した18歳のフェルスタッペンが早々と姿を消してしまった。
Q1で敗退した6名のドライバーは次の通り。17番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、18番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、19番手リオ・ハリアント、20番手パスカル・ウェーレイン、21番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、22番手フェリペ・ナッセ(ザウバー)。
Q2では、トップチーム勢が最初のアタックで順当に好タイムを刻む中、Q3進出の期待がかかるマクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが9番手、ジェンソン・バトンが11番手につける。アロンソはセッション終盤に順位をひとつ下げたものの10番手で前戦スペインGPにQ3進出を達成。バトンは最終的に13番手でQ2を終えた。
Q2で敗退した6名のドライバーは次の通り。11番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、12番手エステバン・グティエレス(ハース)、13番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、14番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、15番手ロマン・グロージャン(ハース)、16番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)。
Q3では、開始早々にルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のクルマにトラブルが発生してピットロード出口手前でストップするというハプニングが発生する。この間、ほかのドライバーたちが最初のアタックに向かうが、ここでダニエル・リカルド(レッドブル)がここまでで最速となる1分13秒622の暫定ポールタイムを刻む。
なんとかコース復帰を果たしたハミルトンを始め、トップチームのドライバーたちがセッション終盤にそのタイムの更新を狙う。だが、メルセデスAMG勢もフェラーリ勢もリカルドのタイムを更新することができず、リカルドの初ポールポジションが確定した。
2番手から10番手までは以下の通り。
2番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、3番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、4番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、6番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、7番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、8番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、9番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、10番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。
マクラーレン・ホンダ勢は、アロンソが前戦スペインGPに続くQ3進出を果たしたが、ジェンソン・バトンは13番手で予選を終えている。
なお、予選6番手となったフェラーリのライコネンは、規定外のギアボックス交換により決勝では5グリッド降格ペナルティーを受けることになる。
F1モナコGP決勝は、明日の日本時間21時から始まる。