メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、モンテカルロ市街地サーキットで行われるF1モナコGP(29日決勝)に向けて意気込みを語った。
【比較動画】ハミルトンとロズベルグの車載カメラにはエンジンマップの違いがハッキリ映っていた
■ルイス・ハミルトン「狙うのは優勝だけ」
「バルセロナ(スペインGP/第5戦)では最悪の気分だった。でも、いつも言っているように、打ちのめされた時にどうやって立ち直るかということが本当に大事なことなんだ。あのレースの後では全員がつらい思いをしたけれど、もうあのことは忘れてモナコに目を向けているよ」
「こういう市街地コースでクルマをうまく操るのは素晴らしい気分なんだ。レーシングカーで味わえる最高に純粋なスリルがそこにある。ここ数年、僕はモナコではあまりいい結果を残せてはいない。だけど、昨年は僕にはトップになれる速さがあることを示すことができていたよ」
「ほかとは違う週末になる。1日長いし、港には船がたくさん集まり、僕は自宅で寝ることができる。そうしたことで楽しみが増すんだ。すべてのリズムがほかのレースとは違うからね。僕は今週末に向けて、ただひとつの結果だけを念頭に置いて取り組むつもりだよ」
■ニコ・ロズベルグ「4連覇に向けて自信はある」
「スペインで起こったことにはショックを受けたよ。自分に対してもそうだけど、チームにとって残念なことだった。僕たちはみんなで頑張っているわけだし、みんながこの素晴らしいクルマを造るためにどれほどのハードワークをこなしているのかも知っている。だから、2台ともグラベルにつかまって終わってしまうというのは考えうる最悪のシナリオだよ。だけど、僕たちはそれに関して話をしたし、もう過去のことにしてしまうべき時を迎えているよ」
「次は僕のもうひとつのホームレースであるモナコだし、最もドライバーの腕が試されるサーキットだ。僕はここで育ったし、今でもここに住んでいる。だから常に特別な週末になるよ。学校に通っているころからすべてのコーナーに思い出があるし、家族や友人たち、そしてファンからいつも大きな声援を送ってもらえる。週末を通じて、それがさらに僕を後押ししてくれるんだ」
「過去3年間にわたってここで優勝できたのは素晴らしいことだ。だけど、今年もまた優勝するのはかなり大変だということも分かっている。ルイス(ハミルトン)もそうだし、フェラーリ勢やレッドブル勢も今ではかなり強くなっているからね。僕は自信を感じている。バトルを展開したいね!」