今週末に2016年の第6戦として行われる伝統のF1モナコGP(29日決勝)を前に、マクラーレン総帥のロン・デニスとレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがいずれもかなり強気の発言を行っている。
デニスは、イギリスの『BBC』に次のように語った。
■次にF1タイトルを取るのはマクラーレン
「私は、メルセデスAMGの次にF1タイトルを取るのはマクラーレンだと心から信じている。ほかのチームより先に我々がそのゴールへ到達するだろう」
■シャシーはトップ3に入る
さらに、ブーリエもイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に対し、今季型車MP4-31のシャシーはトップ3に入るものだと主張している。
「理論上は、6位から8位の間にはなれると思っている」
「昨年は、我々のシャシーは上から3番目だった。だが、ウィリアムズとフェラーリとはほぼ横並びだった」
そう語ったブーリエは、次のように付け加えた。
「そして、今ではメルセデスAMG、レッドブル、そして我々がおり、その次にフェラーリ、トロロッソ、ウィリアムズという順だ。彼らは今では明らかに我々より劣っているよ」
■2017年はマクラーレン・ホンダにとって大きなチャンス
マクラーレンが搭載するホンダ製パワーユニットに関しては、2016年シーズン中にもさらなる開発が予定されている。だが、シャシーに関する新ルールが導入される2017年には、ホンダのパワーユニットも完全に新設計のものが投入されることになると言われている。
デニスは、来季に向けての展望を次のように語った。
「2017年のレギュレーションにより力関係はきっ抗してくるだろう。そして我々にはホンダとともに追いつくための時間が十分にある。だから、来年は我々には大きなチャンスが訪れると思っているよ」