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モナコGPで登場の新型ルノーエンジン、「明らかな進歩」とドライバーが太鼓判

2016年05月22日(日)21:23 pm

ルノーの改良型エンジンをテストしたドライバーから期待の声が上がっている。

F1第5戦スペインGPで、序盤にトップを走っていたのはレッドブルのダニエル・リカルドだった。しかし、3回ストップ作戦に変更したため、最終的には2回ストップ作戦のチームメート、マックス・フェルスタッペンが優勝した。

「くやしいよ。勝利を捨てたようなものだと思う」とリカルドはレース後に話している。

「今は苦々しい気持ちだ。マックスに対してじゃないよ、それはまったくない。ただ、この状況がくやしいんだ」

■新型エンジンがテストに登場

しかし、スペインGP後に行われたテストで、リカルドの顔にいつもの笑顔が戻った。ルノーの新型エンジンを試したからだ。

「今のところ、万事良さそうだ」

「エンジンは信頼性があるし、明らかに進歩している」

ワークスチームのルノーF1でテストドライバーを務めるエステバン・オコンも、新型ルノーエンジンを試している。オコンはスペインGPのフリー走行で従来型エンジンを経験していた。

「エンジンはすごくいいね。大幅に良くなっている。パワーがアップしたのを感じ取れるんだ」

『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙は、「使えるところから使うことになるけれど、それがモナコだったら最高だ」というリカルドの言葉を伝えている。

■テストを受けてモナコGPで投入へ

改良型のルノーエンジンについては、35馬力のパワーアップと1周0.5秒の短縮が見込まれている。

ルノーは当初カナダGP(6月12日決勝)でこの新型エンジンを投入する予定だったが、テストの結果を受けて、次のモナコGP(29日決勝)に投入を前倒ししたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えている。

しかし、予定を早めたため、モナコGPに持ち込めるエンジンは2基のみで、レッドブルとルノーF1に各1基ずつ割り当てられるという。

新型を使うのがどのドライバーなのか、また旧型と比較して実際にタイムが伸びるのかに注目が集まっている。

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