メルセデス・ベンツ日本株式会社(社長:上野金太郎、本社: 東京都港区)は、メルセデス・ベンツ「Sクラス」の「S 550 e long」の装備内容を一部変更した。
■プラグインハイブリッドモデル
メルセデスのフラッグシップモデルSクラスの「S 550 e long」は、3.0リッターV6 BlueDIRECTツインターボエンジンと高出力の電気モーターを組み合わせて、V8エンジンレベルのパワーを実現。さらに、ミリ波レーダーによる「部分自動運転」技術をゼロエミッションに活用して環境性能を高めた“インテリジェント”プラグインハイブリッドモデル。
今回の一部変更にともない、ヘッドライトレンズ左右を「ブルーリング」で縁どり、さらにフロントブレーキキャリパーにブルーペイントを施すことで、プラグインハイブリッドモデルの特長である高いドライビングパフォーマンスと環境性能を際立たせている。また、フロントフェンダーの左右には「PLUG-IN HYBRID」ブルーサイドエンブレムを装着。
S 550 e long にも、新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンス保証と24時間ツーリングサポートを無償提供する総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。さらにリチウムイオンバッテリーをはじめとするすべての部品に4年間の特別保証を適用し合計7年間保証される。
■全方位カバーする複合的なセンサーシステム
「S 550 e long」は、安全性と快適性を高次元で融合し、『知能を備えた』ともいうべき新時代の革新的テクノロジー「インテリジェントドライブ」を備えている。
「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。
ミリ波レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパー側面に内蔵された25GHzの短距離レーダー4個、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個から構成されている。
■「部分自動運転」を実現
これらのセンサーから得られたデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横切る車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」を実現している。
この「部分自動運転」技術を、車間距離を自動で調整し先行車両に追従するディストロニック・プラスや、車両後方の死角をモニターし側面衝突の危険を回避するアクティブブラインドスポットアシストなどの予防安全だけではなく、この「部分自動運転」技術を活用し、クルマの周囲の状況に合わせて回生の強さや作動時間を調整することで、ゼロエミッション走行の距離を極限まで伸ばす「インテリジェントプラグインハイブリッド」を開発した。
■2つの機能
“インテリジェント”プラグインハイブリッドモデルと呼ぶにふさわしい2つの機能が備わっている。
■プレッシャポイント機能
EV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせることにより、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現。
■ダブルパルス機能
レーダーで先行車両との車間距離と速度差を計測し、ドライバーが不要な加速操作を行っている場合、アクセルペダルに2回のノックパルスを発生させて知らせ、不要なアクセルワークを防ぐ。
■価格(税込)
【S 550 e long】(右ハンドル)
3.0L、V6直噴ツインターボ+ハイブリッド
16,380,000円