ボルボ・カーズは、2つの新たなコンセプトカーを公開した。今後、ボルボはグローバルな小型車戦略を進めていく。
新たに発表した「新型40シリーズ」のコンセプトカー、SUV『ボルボ コンセプト40.1』とセダン『ボルボ コンセプト40.2』の2車種。ボルボは、市場規模が大きく収益性も見込めるプレミアムコンパクトカーのグローバル市場に事業を拡大していく。
■SUV『ボルボ コンセプト40.1』
■セダン『ボルボ コンセプト40.2』
■全車を電動化、2025年までに累計100万台
この新しいコンセプトカーは、小型車用に開発された、まったく新しいプラットフォーム「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」から生み出される初のモデル。CMAにより、ボルボのデザイナーや技術者は、大胆で斬新なデザインと設計を追求することが可能になった。
小型車戦略は、ボルボが今後4年以内に、世界的な高級車メーカーと互角に競えるブランドにすることを目指している。
ボルボは、電動化車両を2025年までに累計100万台販売する目標を掲げており、すべてのプロダクトラインナップで電動化を目指す。
2017年にも新しい40シリーズモデルの生産が開始される予定だという。
■年間販売台数80万台を中期目標に
グローバルな小型車戦略の発表に加え、ボルボは今年、売上および収益性において好調なスタートを切っています。
ボルボは、2016年第1四半期の売上高が417億スウェーデン・クローナ(前年同期比24%増)となり、31億スウェーデン・クローナの営業利益を計上し、営業利益率が7.5%に達したと発表した。また、当第1四半期の世界新車販売台数は120,591台(前年同期比11.9%増)となっている。
ボルボは、昨年度の新車販売実績503,000台を大幅に上回る、年間販売台数80万台を中期目標に掲げている。