2009年のF1チャンピオンであるジェンソン・バトン(マクラーレン)と、2008年、2014年、2015年に合計3度F1チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1でのキャリアを終えてもインディカーへ転向するつもりはなさそうだ。
■ル・マンやインディカーへの挑戦に前向きなアロンソ
今年4月、2005年と2006年にF1タイトルを獲得したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、将来的にはインディカーやル・マンに挑戦してみたいという気持ちがあると語ったことが報じられていた。
「モータースポーツには最高の伝統レースが3つある。モナコ(F1)とル・マン(24時間レース)、そしてインディアナポリス500だ」
スペインのメディアにそう語ったアロンソは、次のように付け加えていた。
「この3つすべてに勝利するのは難しいことだと分かっている。だけど、素晴らしい挑戦になるだろうね」
■バトンとハミルトンはインディカーに「ノー」
だが、アロンソの現在のチームメートであるバトンは、インディアナポリスのオーバルコースで行われる500マイルレースに挑戦するつもりはないようだ。バトンに言わせれば、インディカーは「危険過ぎる」ためだ。
さらに、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えたところによれば、現F1チャンピオンであるハミルトンもインディカーについて次のように語ったという。
「ナイジェル・マンセルが1993年にレースをしたときは、クルマは腕次第だった。今日では違うよ」
1992年にウィリアムズでF1チャンピオンとなったマンセルは、翌1993年にインディカーに転向。その初年度に年間タイトルを獲得する活躍を見せた。