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ロズベルグ「クラッシュ原因は自分の操作ミスではない」

2016年05月19日(木)17:27 pm

バルセロナで行われたF1スペインGP決勝でルイス・ハミルトンとのチームメート同士でのクラッシュでリタイアに終わったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が、あの事故のきっかけともなった技術的問題に関して自分に落ち度はなかったと主張した。

【比較動画】ハミルトンとロズベルグの車載カメラにはエンジンマップの違いがハッキリ映っていた

■エンジンモードが違っていたロズベルグ

そのクラッシュが起きた原因に関し、メルセデスAMGのビジネス担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、ロズベルグのクルマに「誤ったエンジンセッティング」が施されていたことを明らかにし、次のように語っていた。

「そのために彼(ロズベルグ)はルイスよりもかなり速度が遅くなっていた。突然ああしたことが起きたのはそのためだ」

今年からドライバーとチーム間の無線通信内容がさらに厳しく制限され、チームがドライバーに対してシステムなどのセッティングに関する指導を行うことが禁止されている。上記のヴォルフのコメントは、ロズベルグがセッティングのミスを犯していたことを示唆したものだと受け止められている。

■ロズベルグは自分の操作ミスを否定

だが、現在今季のタイトル争いをリードするロズベルグは、それは事実ではないと主張している。

「突然パワーが足りなくなったんだ」

17日(火)にバルセロナで行われたF1公式テストを終えたロズベルグは、『Bild(ビルト)』にそう語ると、次のような説明を行った。

「エンジンモードのスイッチが正しい位置になっていなかったんだ。だからなぜそうなったのかを調査する必要があるよ」

ロズベルグはさらに、コーナー間でその状態を正そうと試みたものの「何も変わらなかったんだ」と付け加えている。

■4連覇を目指してモナコへ

自分とハミルトンと、どちらにあのクラッシュの責任があると思うかと質問されたロズベルグは、それには明確に答えようとはせず、次のように続けた。

「また(テストで)クルマに乗れたのはよかったよ。だけどバルセロナはもう終わったことだし、今はモナコ(29日決勝)のことを考えているだけさ」

「僕たちは自信を持ってそこ(モナコ)に向かうけれど、レッドブルとフェラーリには十分注意するつもりだよ」

2013年から昨年までモナコで3連勝を達成しているロズベルグは、次のように締めくくった。

「僕たちはモナコでもすごく強いはずだと確信している。もちろん、4連勝を狙うつもりだよ」

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