17日(火)、バルセロナ・カタルーニャサーキットで行われているインシーズンテスト1回目の初日が終了した。
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■トップのベッテルはスペインGP予選より速いタイム
初日の総合トップはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)。2番手のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)よりも0.117秒速かった。
ベッテルはショートランに集中、午後のセッションで1分23秒220のベストタイムをマークした。このタイムはスペインGP予選で記録した1分23秒334よりも速いタイムだ。
■3人が100周以上走破
今日一日で100周以上を走行したのは、ベッテル、ロズベルグ、そしてルノーのルーキードライバー、エステバン・オコンだ。メルセデス育成ドライバーでもあるオコンは、明日はメルセデスAMGでテストをする。
■バトン、午後は伸びず
スーパーソフトを履いて午前中トップタイムをマークしたマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンだったが、午後はタイムを伸ばすことなく3番手で初日を終えている。
■ハースはウルトラソフトをテスト
ハースのロマン・グロージャンは、午後の遅い時間にウルトラソフトタイヤをテスト。次戦モナコGPで使用される新コンパウンドだ。このタイヤのおかげで一気に4番手まで浮上した。
■マノーが5番手
パスカル・ウェーレイン(マノー)は予選シミュレーションを行い、1:24.297で5番手に入った。このタイムはスペインGP予選で記録した1:25.745よりも速いタイムだ。
■新人最速はガスリー
この日走行した新人4名(ガスリー、セリス、リン、オコン)の中で最速タイムを記録したのはトロロッソのピエールガスリーだった。
■最注目はウィリアムズのダブルデッキ・リアウィング
最も注目を集めたのは、新人アレックス・リンだろう。正確に言えばダブルデッキ・リアウィングを搭載したウィリアムズをドライブしたためだ。これはチームが2017年のエアロダイナミクス・レギュレーション(空力関連のルール)において入札を手にするためだと考えられている。
最近は規制が多くなったため、このようなド派手なウィングを見ることはなくなったが、遠い昔、どこかのチームで見たことがあるような懐かしいウィングだ。
■17日(火)結果/バルセロナ・テスト3回目
順 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 | PIT |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | S.ベッテル | フェラーリ | 1:23.220 | 0.000 | 103 | 25 |
2 | N.ロズベルグ | メルセデスAMG | 1:23.337 | 0.117 | 119 | 21 |
3 | J.バトン | マクラーレン・ホンダ | 1:23.753 | 0.533 | 86 | 23 |
4 | R.グロージャン | ハース | 1:23.882 | 0.662 | 96 | 20 |
5 | P.ウェーレイン | マノー | 1:24.297 | 1.077 | 86 | 25 |
6 | D.リカルド | レッドブル | 1:24.307 | 1.087 | 89 | 23 |
7 | P.ガスリー | トロロッソ | 1:24.821 | 1.601 | 78 | 21 |
8 | A.セリス | フォース・インディア | 1:25.467 | 2.247 | 99 | 20 |
9 | A.リン | ウィリアムズ | 1:26.071 | 2.851 | 86 | 15 |
10 | E.オコン | ルノー | 1:26.530 | 3.310 | 105 | 21 |
Notice anything different? @WilliamsRacing test a new rear wing & modified front wing #F1Testing #F1 pic.twitter.com/SMWG4oSY50
— Formula 1 (@F1) 2016年5月17日