メルセデスAMG「2週間の苦労が水の泡に」／F1スペインGP決勝
2016年F1第5戦スペインGP決勝を終え、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、次のようにコメントした。
●【結果】F1スペインGP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
●【動画】メルセデスAMG、1周目に2台でクラッシュする映像／F1スペインGP決勝レース
■ルイス・ハミルトン「何よりもチームに申し訳ない」
決勝／リタイア
「ポールポジションからまずまずのスタートを切ったが、第1コーナーまでのあいだにスリップストリームを使われてリードを失った。第3コーナーの出口ですばやくニコ（ロズベルグ）に接近した僕は、右側の空間をめがけて飛び込んだ。クルマの一部が横並びになった際、芝生のエリアに退避せざるを得なかった。そこにすき間はあった。すき間がある以上、レーシングドライバーなら行くしかない。その後は見た通りだ。心が痛むし、何よりもチームに申し訳ない。僕らは、みすみす43ポイントを失ったのだから」
「僕らは同じ結果を目指して互いに仕事をしている。チームはチームの仕事を果たし、僕にレースする機会を与えてくれる。グラベルにつかまって止まった際、ほんとうにチームに済まないという気持ちが先に立った。胸がチクチクする。しかし、僕らはこれを乗り越え、さらに強くなってモナコGPに臨む」
■ニコ・ロズベルグ「ドライバーとして最低の気分だ」
決勝／リタイア
「スタートはすばらしかった。第1コーナーのアウト側からルイス（ハミルトン）を抜き去ったのは快感だった。あの時点で勝利は僕のものだった。第3コーナーを立ち上がったとき、パワーが抜けた感じがした。気づけばエンジンのモードを切り替えるスイッチが正しい位置になく、誤ったモードに入っていたのだ。ルイスは近づいてくるし、ただちにクルマを右方向に寄せることにした。ドアを締めて彼にスキを与えないためさ。それでもルイスはイン側に入ってくるものだから、すごく驚いた」
「次の瞬間、僕らはグラベルトラップにつかまっていた。腹立たしいよ。自分だけのためでなく、チーム全体に申し訳ない。ドライバーとして最低の気分だ」
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