FIAが発表したF1スペインGP予選のセクター最高速度。
先ほどのセクタータイムでは、マクラーレン・ホンダはセクター1、セクター2、セクター3と右肩上がりに順位が上がっていた。
しかし、このセクター最高速度を見てみると、セクター1よりセクター2ではわずかに順位は上がっているものの、セクター3では大きく順位を落としている。
アロンソの順位を見てみると、セクター3のタイムはメルセデスAMGとレッドブルに続く5番目タイム。しかし、セクター3の最高速度は全体の16番目だ。
つまり、最高速度が伸びていない、ということだ。
もちろん、ダウンフォースを多めにしたセッティングを施している場合、最高速度は伸びない。ホンダのパワーユニットは1チームだけのため、他チームと単純比較できないが、ホンダも認めているように「スピードが足りない」のは間違いないようだ。
マクラーレン・ホンダとしては、「優れたシャシー」性能を活かす戦略でレースに挑む。
■予選のセクター最高速度/F1スペインGP
セクター1 | セクター2 | セクター3 | ||||
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順 | ドライバー | KPH | ドライバー | KPH | ドライバー | KPH |
1 | ライコネン | 291.8 | ハミルトン | 294.8 | ロズベルグ | 294.1 |
2 | ハミルトン | 290.4 | サインツ | 287.3 | ハミルトン | 294.0 |
3 | ベッテル | 289.0 | バトン | 287.0 | ヒュルケンベルグ | 292.9 |
4 | リカルド | 288.1 | ライコネン | 286.8 | ウェーレイン | 292.6 |
5 | フェルスタッペン | 287.6 | ベッテル | 286.6 | ハリアント | 291.8 |
6 | ヒュルケンベルグ | 286.9 | ボッタス | 284.8 | ペレス | 291.3 |
7 | バトン | 286.7 | ロズベルグ | 283.6 | ボッタス | 291.1 |
8 | ロズベルグ | 286.6 | アロンソ | 280.5 | ライコネン | 291.0 |
9 | アロンソ | 286.3 | ペレス | 280.5 | マッサ | 290.1 |
10 | クビアト | 286.2 | グロージャン | 279.5 | ベッテル | 290.0 |
11 | ハリアント | 285.7 | クビアト | 279.2 | フェルスタッペン | 289.0 |
12 | ペレス | 285.7 | フェルスタッペン | 277.2 | グロージャン | 288.9 |
13 | ボッタス | 285.6 | グティエレス | 275.1 | リカルド | 288.5 |
14 | グティエレス | 285.3 | リカルド | 273.4 | グティエレス | 288.3 |
15 | パーマー | 285.2 | マグヌッセン | 273.3 | エリクソン | 288.0 |
16 | サインツ | 282.7 | ヒュルケンベルグ | 272.8 | アロンソ | 287.1 |
17 | グロージャン | 282.7 | ハリアント | 272.3 | ナッセ | 286.9 |
18 | マグヌッセン | 282.2 | マッサ | 272.1 | パーマー | 286.1 |
19 | エリクソン | 280.3 | パーマー | 268.3 | マグヌッセン | 285.7 |
20 | マッサ | 277.9 | ナッセ | 266.0 | バトン | 285.6 |
21 | ナッセ | 276.7 | エリクソン | 265.1 | クビアト | 285.2 |
22 | ウェーレイン | 269.7 | ウェーレイン | 263.5 | サインツ | 284.8 |