F1スペインGP(15日決勝)予選でポールポジションを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、1年休養を検討するのではないかという記事を笑い飛ばした。
【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
2年連続でチャンピオンを獲得しているハミルトンだが、今年はメカニカルトラブルやスタートの失敗でまだ優勝がない。
それでも焦る様子を見せないことから、ハミルトンはモチベーションを失っており、1年休養を取るのではないかとイギリスの『Times(タイムズ)』紙や『Daily Mail(デイリー・メール)』紙が伝えていた。
しかし、ポールポジションを獲得した予選後にこの記事について聞かれると、ハミルトンはこう答えた。
「休養……? 1年休む? まさか!」
「それを書いたのが誰であれ、きっとヤバいものを吸っていたんだね」
F1公式サイトのインタビューでも同じ質問を受け、ハミルトンは次のように話している。
「確かに、今シーズンはトラブルに見舞われているけれど、3回ポールを獲得してもいるよ」
「前回のレースを振り返っても、僕がどこからスタートしたかを考えれば、そんなことを思いつくのはまだ早すぎると言うしかないね」
ハミルトンは第4戦ロシアGPで10番手グリッドからスタートし、2位でフィニッシュしていた。
■エネルギー回生システムの問題は解決か
このロシアGPと第3戦中国GPでは、予選でハミルトンのエネルギー回生システムに不可解なトラブルが発生した。
メルセデスAMGは、ターボの熱エネルギーを回生するMGU-Hに改良を加えてハミルトンのマシンに搭載している。
「われわれの新しいMGU-Hは、何の問題もなくすでに3500キロ走行した」とメルセデスAMG非常勤会長のニキ・ラウダは話している。