F1スペインGP(15日決勝)予選でレッドブルはメルセデスAMGに次ぐ2列目独占を果たした。
【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム
対して、これまで2列目が定位置だったフェラーリは5番手と6番手に終わった。
「フェラーリは驚くほど遅かった」とメルセデスAMGビジネス部門のエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは話している。
「どうやらクルマが手に負えない状態だったようだ」
予選6番手に終わったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、こう説明している。
「全般的に言えば僕たちのほうがレッドブルより速い。でも、今日はセットアップで何かがうまくいかなかった」
■今後メルセデスAMGのライバルはレッドブルに?
昨シーズンから7連勝中のニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、レッドブルの速さを警戒している。
「もうすぐ改良型エンジンが手に入ると彼らは何度か宣言しているから、僕たちも警戒する必要があるね」
「いいことは、僕たちの後ろは浮き沈みがあるのに対して、僕たちは常にトップに立ち、誰が2番手でもしっかり差を付けていることだ」
レッドブルと関係の深い元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、今後レッドブルは頻繁にフェラーリを破るだろうとオーストリアのテレビ局『ORF』に語っている。
「チーム(レッドブル)は2年間苦しんできたが、今は楽観的な雰囲気が伝わってくる」
「中期的に見て、メルセデスAMGの最大のライバルはフェラーリではなくレッドブルになるような予感がする」