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フェラーリ失速は会長のプレッシャーが招いたものだとニキ・ラウダ

2016年05月15日(日)17:29 pm

かつてフェラーリでチャンピオンになったニキ・ラウダは、フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネのプレッシャーがミスを招いたと話している。

【結果】F1スペインGP予選の順位、Q1-Q2-Q3のタイム

F1スペインGP(15日決勝)予選で、フェラーリは、連勝を続けるメルセデスAMGに1秒以上の大差で敗れただけでなく、レッドブルにも後れを取って、5番手と6番手に終わった。

マルキオンネはスペインGPでフェラーリの勝利を期待していると語っていた。メルセデスAMG非常勤会長を務めるラウダは、それが予選の失速を招いたとドイツのテレビ局『RTL』に話している。

「フェラーリがこれほど大きく離されるとは、非常に驚いている」

「フェラーリの問題はプレッシャーにさらされているということだ。マルキオンネが勝利を求めれば求めるほど、イタリア人はミスを犯す」

■会長のプレッシャーは関係ないとベッテル

予選でチームメートにも敗れ6番手に終わったセバスチャン・ベッテルは、会長からのプレッシャーがチームに影響しているわけではないとスペインの『Marca(マルカ)』紙に話している。

「彼は舞台裏で僕たちと話をしている。新聞に書かれていることがすべてじゃない」

「だから、あなたたちが思うような形で僕たちに影響することはないよ」

「彼は明日(決勝)も見にきて幸運を祈ってくれる。もちろん会長ではあるけれど、フェラーリの成功を願う大ファンでもあるんだ。僕たちみんなが野心的な目標に向かっている。それを思い出させてもらう必要なんてない」

■プレッシャーがあるのは当然

フェラーリのプレッシャーに対処できるかと聞かれると、ベッテルは次のように答えた。

「いつもプレッシャーについて聞かれるけれど、レッドブルにもかなり要求の高いドクター・マルコがいたよ!」

「僕にかかっているプレッシャーは自分自身でかけているものだ。それは、外部からのどんなプレッシャーよりはるかに大きいよ。誰かに勝てと言ってもらう必要はない」

チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネも、会長が勝利を望むのは当然のことだと話している。

「会長がやってきて、ロシアやバルセロナへ行って2位で終えろと言ったら、それこそ心配になるだろう。エンツォ・フェラーリだってそんなことは言わなかったと思う」

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