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クビアト降格に驚いたリカルド「シーズン後半だと思っていた」

2016年05月13日(金)21:54 pm

レッドブルのダニエル・リカルドは、チームメートだったダニール・クビアトがトロロッソに降格になったことに驚いたと話している。

F1スペインGP(15日決勝)を前に、レッドブルはクビアトの代わりにトロロッソのマックス・フェルスタッペンを昇格させることを決めた。

リカルドは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコから電話を受けた瞬間に、「何かが起きている」と分かったと話す。

「正直、シーズン後半だろうと思っていた。こんなに早い時期じゃなくて」とリカルドは話している。

フェルスタッペンをレッドブルに昇格させたのは、獲得をねらうメルセデスAMGやフェラーリの先手を取ってフェルスタッペンと長期契約を結ぶためだったと見られている。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも次のように話す。

「いいかい、彼(フェルスタッペン)は現在F1で最も熱い注目株なんだ」

「これでレッドブルのドライバーに関しては、ドライバー市場からシャットアウトできたと思う。特に近い将来においては確実にね」

■レッドブルドライバーにとってプレッシャーは当たり前

リカルドは、レッドブルとトロロッソのドライバー4人には今後もプレッシャーがかかると話す。

「ドライバーにプレッシャーをかけて、その真価を見ようということだ」

「彼らは同じことをベッテルと僕にもやった」

「個人的には、チームメートからのプレッシャーは心配していない。マックスも手強い相手だと思っているけれど、自分の能力には十分自信を持っているからね」

「彼らの望みは、マックスが僕を攻め立て、僕も彼を攻め立てて、今後何年もの間、僕たちが強力なコンビになることだ。そういうビジョンなんじゃないかな」

ベッテルもレッドブルに育成されたドライバーの1人だ。

「彼らは若い才能を育てるために大金を費やしている」

「当然プレッシャーはあるし、結果を出さなきゃならない。成功できるかどうかは、さまざまな要素にかかってくる」

■厳しすぎるのではと話すほかのドライバー

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、レッドブルのやり方は若手に厳しすぎるのではないかと話している。

「どちら(クビアトとフェルスタッペン)のキャリアにとっても障害にならないことを願うよ。彼らは将来あるドライバーだからね」

「あまりにも早い段階で、あまりにも大きなプレッシャーやストレス、期待をかけるのは、間違った方向につながりかねない」

バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)も、『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように話す。

「クビアトは好きだよ。彼はいいヤツだ」

「彼にとっては残念だよ。でも、チームが決めることだし、これがF1なんだ」

キミ・ライコネン(フェラーリ)は、この話題について聞かれるとこう話した。

「基本的に、自分とは関係のないことだ」

「マックス・フェルスタッペンにふさわしい力がなければ、レッドブルでシートを得ることもなかっただろう。でも、僕も君たちもすべてを知っているわけじゃない。今後も一握りの人しか知ることはないだろう。それがF1のやり方だ」

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