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2チームがタイヤ空気圧を下げる仕掛け

2016年05月13日(金)5:14 am

F1第5戦スペインGP開幕直前、タイヤ絡みのうわさがパドックを駆け巡っている。数チームがピレリの最低タイヤ空気圧ルールに抜け穴を見つけたというのだ。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌のミハエル・シュミット記者によるとマクラーレンは、マシン走行中にタイヤ空気圧を下げる仕掛けについて、FIA(国際自動車連盟)に問い合わせの書簡を送った。

ピレリが2016年に要求する最低タイヤ空気圧は以前に比べてかなり高く、議論の的となっているうえに不人気だ。

ところがピレリとFIAは、上位と中団から合わせて2チームがレース中、他チームより継続的に2 PSI(ポンド・スクエア・インチ)低い空気圧で走っていることを突き止めた。

メルセデスAMGは、こうした行為をドイツのマスコミに、次のように否定している。「われわれが思うに、空気圧を下げる手法はマイナスの影響が多すぎる」

また、フォース・インディアのチームマネージャー、アンディ・スティーブンソンは、空気圧を下げる技術など彼らには高嶺の花だとしている。

問題の2チームとは何処だろうか。うわさに上っているのは、レッドブルとトロロッソだ。

そして、どんな仕掛けが?マクラーレンは、走行中にタイヤの空気が逃げるよう、ホイールのリムが二重になっているのではと指摘する。FIAは、これを違法としている。

この問題についてチーム側は11日(水)、FIAのチャーリー・ホワイティングと短い協議を行い、マシンが走行中でも最低タイヤ空気圧を守るよう強制手段を講じることを含め、善後策を話し合った模様だ。

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