イタリアで、またしてもフェラーリ人事異動のうわさが流れている。それも、トップが交代するかもと言うのだ。
一黄金時代を築いたジャン・トッドが同チームを去って以来、チーム代表の座はステファノ・ドメニカリ、マルコ・マティアッチ、そしてカリスマ的な存在のマウリツィオ・アリバベーネへと引き継がれた。
先週末、トッドFIA(国際自動車連盟)会長は次のように語った。「フェラーリは重要な進歩を遂げた」
「彼らはレース優勝を義務付けられているが、とてもプロフェッショナルなチーム(メルセデスAMG)が立ちはだかっていて、簡単なことではない。彼らの仕事ぶりは、すばらしいね」
イタリアの専門誌『Autosprint(オートスプリント)』は、2016年序盤4戦で勝ちを逃したアリバベーネを見て、フェラーリ社トップのセルジオ・マルキオンネは、再び人事異動を模索していると報じた。
記事によるとアリバベーネはクビの可能性があり、代ってイギリス人の技術責任者ジェームス・アリソンがチーム代表に就任するかもしれないという。
アリソンが抜けた穴は、いちどフェラーリに見限られたアルド・コスタが埋めるかもしれない。設計士のコスタは現在、連戦連勝の王者メルセデスAMGに籍を置いている。
フェラーリとメルセデスAMGが互いに合意に至ったら、コスタはガーデニング・リーブ(休職)扱いにならなくて済むかもしれないと『Autosprint(オートスプリント)』では見ている。
ドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』によると、フェラーリもメルセデスAMGもノーコメントを貫いている。