メルセデスAMG「全力でトップを守る」／F1スペインGPプレビュー
メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われるF1第5戦スペインGP（15日決勝）に向けて意気込みを語った。
■ルイス・ハミルトン「こんどこそ良い週末になる」
「ロシアGP（5/1決勝）後、休みが取れて良かった。レースが終わると、時が移ろうにつれ自分の行いを振り返るんだ。違う走りをすれば良かったかな、なんてね。そんな反省から学ぶことがあれば学んで、イヤなことは忘れるよ。一緒に転戦しているチームスタッフを、ほんとうに誇らしく思っている。互いにつらい経験をしたが、彼らの仕事ぶりはすばらしい。一緒にやれて、すごく嬉しいんだ」
「毎週末、マシンのセッティングはバッチリ決まる。ただ、それをじゅうぶん結果に結び付けられない。それがもどかしいんだ。大きな試練にぶち当たったが、シーズンは長い。まだ17戦も残されている。今までの4戦を思い起こしても、僕らの実力はこんなものじゃない。チームはロシアから帰国後、不眠不休で解決に取り組んでいる。チームは、僕らが引きずっている問題の原因を必ずや突き止めてくれるはずさ」
「自分の速さは、まだ衰えていない。冬季テストの初日に、そんな手応えをつかんだ。今季だって、目の前に誰もいなくてマシンが傷んでさえいなければコース上で速さを見せているはずだ。こんどこそ良い週末になるとの自信を持ってスペインに臨むよ」
■ニコ・ロズベルグ「ベストを尽くして好調をキープしたい」
「開幕から4戦して4勝なんて予想もしなかったよ。最高のスタートを切った。でも、この喜びは一過性のものさ。とにかくベストを尽くして好調をキープし、そのままシーズン終了まで突っ走りたい。スポーツに好不調の波は付きものだ。試練が訪れたときは、それを上回るぐらいの気構えで跳ね返すまでさ」
「シーズンは長い。ひとつひとつ目の前のレースに取り組むしかない。なんと425ポイントが、まだ手付かずの状態なんだ。何が起きても不思議ではないよ」
「次の戦いはバルセロナだね。去年、初めてポール・トゥ・ウィンを飾ったサーキットだ。今のところマシンとの相性はバッチリだ。大いなる自信をもってマシンを限界までプッシュできる。今週末も楽しみだよ。きっと、し烈な戦いが待っていることだろう」
