ダニール・クビアトがトロロッソに降格になったことで、ロシアの支援者がトロロッソのスポンサーに名乗りを上げた。
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クビアトは次のF1スペインGP(15日決勝)からトロロッソで走ることが発表されたが、その数日後に、ロシアの実業家セルゲイ・ベロウソフがトロロッソとスポンサー契約を結んだとロシアのオンライン新聞『Lenta(レンタ)』が伝えている。
『Forbes(フォーブス)』によると、ベロウソフは20以上のIT企業などを興した起業家で、ロシアで5本の指に入るビジネスマンだという。
ベロウソフは『Lenta(レンタ)』に次のように説明している。
「われわれはダニール・クビアトと長い間親しくしており、彼がレッドブルに移籍する前は、トロロッソとのパートナーシップの可能性について話し合っていた」
「トロロッソを率いるフランツ・トストにも大変な敬意を抱いている」
『Lenta(レンタ)』によると、ベロウソフはトストとクビアトがチームにいることを条件に、トロロッソに対して金銭的・技術的な長期的支援をするという。
■クビアトにとってはトロロッソのほうが良い環境
ベロウソフは、レッドブルよりトロロッソのほうがクビアトにとって良い環境だと話している。
「レッドブルはビジネス面にも力を注いでいるが、トロロッソは純粋なレーシングチームだ」
「私はF1の専門家ではないが、クビアトはトロロッソのほうが居心地が良いというのが私の考えだ」
「もちろん、フェルスタッペンも第一級のドライバーだ。しかし、クビアトも今シーズン序盤のレースでその力を証明していたと思う」