マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、最近のF1レースでスタート直後に事故が多発していることに関してF1ドライバーたち同士で話し合いを持つことになるだろうと語った。
【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■レース開始時に事故が多発している今シーズン
今季第2戦バーレーンGPではスタート直後にバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)とルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)による接触事故が発生。第3戦の中国GPではフェラーリ勢同士が接触。
そして先週末の第4戦ロシアGPでは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がダニール・クビアト(レッドブル)から2度も追突されるというアクシデントが発生し、ベッテルは最終的にウォールにクラッシュしてそこでレースを終えていた。
■ドライバー同士で話し合いを予定
現役ドライバーの中では、チームメートのジェンソン・バトンに次ぐF1出走数を誇るベテランドライバーのアロンソは、母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』に次のように語った。
「今年は、とりわけ最初の数コーナーで奇妙なことが起きている」
「今回(ロシアGP)のは、僕は間一髪のところで回避できた。バルセロナ(次戦スペインGP/15日決勝)に向けて、僕たちはドライバーミーティングでそのことに関して話し合いを行う予定だよ」
「僕たちは、今年なぜそれほど混乱する状態となっているのかを確認しないとね」
■すべてをクビアトのせいにするのは不公平
中国GPで起きたフェラーリの同士打ちに関しては、その原因を作ったのはクビアトだったとの批判もあった。そしてそのクビアトが今度はロシアでもクラッシュの原因を作ったとして批判する声も多い。
だが。2005年と2006年のF1チャンピオンであるアロンソは、クビアトに関して次のように語った。
「ソチでは彼に責任があったことは確かだし、そのために彼はペナルティーを受けた。だから、次は彼も少し冷静になるはずだよ」
「だけど、上海でのことは(クビアトに対して)少し公平さを欠くと思うよ。ああいう論争は誰にとっても残念な状況だった」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「でも僕は、あれは誰のせいでもなかったと思っている」