F1ロシアGP決勝レースで、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がいくつかの快挙を成し遂げた。
●【結果】F1ロシアGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
■キャリア初のグランドスラム達成
ニコ・ロズベルグは、ポールポジション、ファステストラップ、全周回トップ、優勝という『グランドスラム』をF1キャリアの中で初めて達成した。
『グランドスラム』は歴代24人目の快挙だ。
8回ものグランドスラムという最多記録を持っているのはジム・クラーク。現役ではセバスチャン・ベッテルが4度達成している。
■7連勝を達成
過去7連勝を達成したのは、長いF1史の中でもアルベルト・アスカリ、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテル、そしてニコ・ロズベルグの4人だけだ。
セバスチャン・ベッテルは2013年に9連勝を達成した連勝記録保持者だ。
もしロズベルグが9連勝を達成する場合、その舞台はホームレースのモナコGPとなる。
7連勝でもう一つ興味深いのは、ニコの父でもあり元F1世界チャンピオンのケケ・ロズベルグよりも、今、より多くの連勝を記録したということだろう。
■歴史が証明。チャンピオン獲得は間違いない?
過去、シーズン開幕4連勝を飾ったドライバーたちは全員がその年にタイトルを獲得している。
過去に開幕4連勝を飾ったのはナイジェル・マンセル、アイルトン・セナ(2回)、ミハエル・シューマッハの3名で、いずれもチャンピオンになっている。
ニコ・ロズベルグは、チャンピオンへの階段を一歩一歩、確実に上っているようだ。