最近は女性のモータースポーツ参加が目立つようになってきた。多くのスポーツが男女に分かれて競われる中、モータースポーツは男性レーサーに混じって女性レーサーも戦うというのが現状だ。
■レーサーに体力は必要?
一般的にクルマに乗っているだけに見えるレーサーは、体力が要らないようにも見える。しかし、一度でもレーシングカートを体験したことがある人なら、F1などのトップカテゴリーのレーシングドライバーがどれほどの体力を必要としているのかが想像しやすいだろう。もちろん体力がなくても出ることはできるだろうが、勝ちたいと思ったら心身共にトップアスリートでいなければ勝つことは不可能だ。
そんなトップカテゴリーに出るだけではなく、勝つためにはどれほどの体力が必要なのだろうか?それも女性が勝つために必要な体力とは・・・。
■女性がトップカテゴリーで勝つための体力とは
女性レーサーで唯一、アメリカ最高峰のインディカーで優勝したことのあるのがダニカ・パトリック(34歳)だ。ダニカは2008年、ツインリンクもてぎで開催されたインディジャパン300で優勝。ダニカにとって自身初優勝でもあり、インディカー史上初となる女性ドライバーの優勝でもあった。
現在、彼女はインディカーから退き、NASCARに参戦している。筋骨隆々で大きな身体のドライバーが多い中、彼女はどんな肉体を作り上げてるのか?
そのひとつの答えをダニカ自身がInstagramで公開したのでご紹介しよう。
ダニカが行っているトレーニングは、スポーツクラブなどにある簡単な器具でのトレーニングだ。彼女の筋力・体力を疑う者は、ぜひ同じ動きに挑戦してみてほしい。このトレーニングをするためにどれほどバランスの取れた強くしなやかな筋力を必要とされているかが分かると思う。
身長157cm、体重48kgほどと小柄ながらも、インディカーで優勝し、NASCARで年俸10億円以上を稼ぎ出す肉体がこれだ。