ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、ソチ・オートドロームで行われるF1ロシアGP(5月1日決勝)に向けて意気込みを語った。
■長谷川祐介「エネルギー回生がカギとなる」
「チームが最後にソチを訪れてからまだ7か月しかたっていません。昨年はここでフェルナンド(アロンソ)の250戦目が祝われましたが、このようなダイナミックなサーキットに戻ってこられてうれしく思っています」
「ソチは我々にとっては厳しいサーキットであることに変わりはありません。長いストレートとストップ・アンド・ゴーの要素が組み合わされているということは、各セッションをうまく乗り切るためには、エネルギー・マネジメントのバランスが非常に重要になります。出力を高めるとともに燃料をセーブすることも重要なカギとなるでしょう。燃料消費量が高いということは、ブレーキング時に可能な限りのエネルギーを回生することが重要になってきます」
「全体的に、このサーキットはかなり腕が試されるところです。ですからチームとドライバーにとっても厳しいものになるのは間違いありません。我々のパワーユニットも目標に近いところにまで来ていると思っています。ですから今週も堅実な走行ができると期待していますし、日曜日の決勝では何ポイントか獲得できる順位になれるだろうと考えています」