ハースのロマン・グロージャンとエステバン・グティエレスが、ソチ・オートドロームで行われるF1ロシアGP(5月1日決勝)に向けて意気込みを語った。
■ロマン・グロージャン「運転が楽しいサーキット」
「中国は完全にフロントリミテッドのサーキットのひとつだった。左フロントタイヤに厳しかったんだ。ロシアはかなり違ってくる。ロシアはどちらかと言えばバーレーンに近いし、それはいいことだよ。僕たちが望むようなクルマに戻すことができ、よりよいセットアップを施してタイヤをいたわりやすくできるよう期待しているよ」
「新しいサーキットでの初レースは常に難しくなるものなんだ。新しい舗装面からかなりオイルが染み出すからね。1年後にはましになる。今年のロシアは2014年よりは2015年のときに近いものになると思っているし、それは僕たちにとっても少しいい状態となるはずだ」
「僕はターン3が好きだね。かなりの高速コーナーなんだ。昨年はあそこを少しばかり速く走り過ぎてしまったけれど、楽しい個所だよ。それぞれのコーナーへのつながり方がかなりいいと思っている。運転するにはいいサーキットだよ」
■エステバン・グティエレス「柔軟な戦略もとれる」
「中国では主にフロントの車軸に負担がかかったし、左フロントがすごく神経質だった。ロシアはまったく逆なんだ。実際、リアタイヤのほうの負担のほうが大きくなるし、同時にデグラデーション(タイヤの性能低下)もかなり小さい。だから、焦点を合わせるところがまったく違ってくるし、それによってもっと柔軟な戦略もとれるようになる」
「僕たちのクルマはタイヤのデグラデーションに関してはかなり満足できるものだと思っている。だからロシアではいい週末にできるんじゃないかと考えているよ」
「僕はソチ・オートドロームの最初のセクターが大好きだよ。ターン1に向けて強くてうまいブレーキングが必要なんだ。そして長いターン3へと向かう。あそこはアクセル全開だよ。そこからは中速コーナーが続くんだけど、あそこもかなり面白いね」