F1中国GPで3位表彰台に上ったレッドブルのダニール・クビアトが、今シーズン後半にはメルセデスAMGと互角の戦いができるだろうと語った。
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■中国ではフェラーリと互角の勝負ができたレッドブル
先週末に上海で行われた今年のF1第3戦中国GPでは、土曜日に行われた予選でダニエル・リカルドが2番時計をたたき出して最前列を確保。リカルドは決勝でもスタートでポールシッターのニコ・ロズベルグをとらえ、先頭に立つ活躍を見せるものの、その後コース上の異物を踏んだことでパンクが発生。順位を落とすこととなった。
そのリカルドの分まで大活躍を見せたのが6番グリッドから決勝をスタートしたクビアトだった。クビアトはスタートで一気に3番手まで順位を上げると、リカルドのトラブルにより2番手に浮上。結局ベッテルにはかわされてしまったものの、今季初の3位表彰台を確保する活躍を見せた。
そして、パンクで順位を落としたリカルドも、最終的にはクビアトに次ぐ4位に入り、レッドブルのスピードがフロックではなかったことを示して見せている。
■シーズン後半にはメルセデスAMGとも互角に
クビアトは、母国ロシアの『Sportbox(スポートボックス)』に次のように語った。
「日曜日のレースは僕たちにとって大きな自信になったよ。僕たちのペースはほぼフェラーリに匹敵するものだったし、僕たちが3番手に位置するチームだということが証明できた」
「メルセデスAMGはまだ手が届かないところにいる。だけど、僕たちもカナダGP(第7戦/6月12日決勝)あたりには大きく改善することを計画しているんだ」
そう語った21歳のクビアトは、次のように付け加えた。
「恐らく、それらによってメルセデスAMGとも互角に戦えるようになるんじゃないかな」