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【WEC】新型TS050 HYBRIDのデビュー戦で小林可夢偉が2位/TOYOTA GAZOO Racing

2016年04月19日(火)22:17 pm

TOYOTA GAZOO Racingは2016年FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦シルバーストーン6時間レースで2位となった。

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小林可夢偉とステファン・サラザン、マイク・コンウェイのTS050 HYBRID #6号車は3位でゴールしたのち、上位車両の失格により2位となり、トヨタにとって2012年のWEC参戦開始以来のシルバーストーンでの連続表彰台記録を更新した。

小林にとってはLMP1カーでのデビュー戦であり、トヨタで参加した世界選手権としては2009年のF1アブダビGP以来となるレースで素晴らしいパフォーマンスを見せ、表彰台獲得の一翼を担った。

中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの#5号車も力強い走りを見せていたが、不運なタイヤのパンクにより車両後部にダメージを負い、16位に終わった。

■好天に恵まれた決勝日

降雪に見舞われた前日とは一転、好天に恵まれた決勝日となり、TS050 HYBRIDはレース中の最速ラップで、全車の最速ラップからわずか0.354秒遅れとその速さを実証し、希望を繋ぐレースデビューを果たした。

次戦以降での更なる性能向上を目指し、チームは新しい2.4リッターターボエンジンと8MJのハイブリッドシステムから、最大のパフォーマンスを引き出すために必要なセッティングの解析を進めて行く。

■レース序盤3位、4位へ

レース序盤、予選5番手、6番手からスタートを切った、コンウェイの#6号車とブエミの#5号車は、ポルシェ#1号車とアウディ#8号車のアクシデントにより、3位、4位へとポジションを上げた。

■5号車がパンク、41分間の修復作業

レースが折り返しを過ぎたところで、3位を走行していた#5号車は右リアタイヤのパンクに見舞われた。不運にもこのパンクはピットアウト直後に発生し、中嶋は1周5.901kmのコースをスローダウンしたまま周回することとなり、バーストしたタイヤにより車両後部にダメージが及んでしまった。

メカニックの懸命な努力により、41分間の作業の後に修復され、ブエミへと交代した#5号車は首位から24周遅れの29位でコースへと復帰した。

大きく遅れた#5号車は世界選手権のポイント獲得のために追い上げを続けた。

■6号車は3位でゴール、上位失格により2位に

一方、チームメイトの#6号車はライバル勢と遜色のないラップタイムで周回を重ね、5万2千人(週末合計)のファンが見守る中3位でチェッカーフラッグを受けたが、その後、上位車両の失格により2位となった。

■トヨタ、2台完走でポイントランキング1位

トヨタは、LMP1-ハイブリッドクラスのマニュファクチャラーで唯一2台が完走を果たしたことで、全9戦で戦われるシリーズの開幕戦を終えた時点で、マニュファクチャラーズ選手権では首位につけている。

■次はスパ6時間耐久

次戦は5月7日(土)にベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催されるスパ6時間レース。TOYOTA GAZOO Racingにとっては、チームの本拠地であるドイツのケルンから120km程と近い、「ホームレース」とも言える一戦に臨む。

■佐藤俊男 チーム代表:
開幕戦からエキサイティングで様々なことが起こったレースでした。予選が厳しい結果だっただけに、勇気づけられる決勝結果となりました。全く新しい車両が、2台共に完走出来たこと、そしてパフォーマンスもこれからに期待を繋ぐものでした。

まだ我々は望んだレベルには達していませんが、昨年に比較すれば大きな進化を遂げています。#6号車がレース終盤、非常に良いラップタイムを刻んでくれたことは、TS050 HYBRIDの高いポテンシャルを示しています。次戦へ向けて更に性能を向上すべく努力を続けます。

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