F1中国GPの決勝を前に、最近険悪な関係となっていたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートがハグする光景が海外のテレビ中継で紹介された。
現在はF1解説者を務めるハーバートは、開幕戦オーストラリアGP決勝で起きたクラッシュにより、アロンソが第2戦バーレーンGPを欠場することになったのを受け、この負傷を理由にしてアロンソはもうF1を引退すべきだと語っていた。
それに対しアロンソは、バーレーンでハーバートがテレビの生放送中に割り込み、「あなたはF1チャンピオンにもなれなかった」と怒りをぶつけていた。
だが、中国GP決勝前に行われたドライバーズパレードでは、そのハーバートがインタビュアーを務めていた。アロンソに近寄ってきたハーバートに対し、近くにいたウィリアムズのフェリペ・マッサがハグして仲直りするよう促すと、ハーバートは「もちろんさ、もちろんさ」と答え、アロンソと抱き合った。
アロンソはその際、ほほ笑みを浮かべながらハーバートに対して次のように語ったという。
「ファンは僕がクルマに乗るのを喜んでいるかな? もし僕が家にいたら、彼ら(ファン)は僕がクルマに乗ることを喜んだりできないよね?」