F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、2017年からF1カーにドライバー頭部保護装置を導入する計画を進めている。
現時点では、コックピットにドライバーの頭部を囲むようにロールバー状の装置を装着する可能性が高いと言われており、その形状から“後光”を意味する「ハロー」型と呼ばれている。
一方、レッドブルでは独自に戦闘機のキャノピーを思わせる風防形状の保護システムを研究している。
現時点においては、FIAがこのレッドブルの提案を採用する可能性は低いと見られている。
だが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、このシステムを次戦F1ロシアGP(5月1日決勝)が行われるソチで試験的に装着し、テスト走行を行う意向を明らかにしている。
ホーナーは、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「順調に行けば、ソチで1台のクルマにごく短時間それを装着するかもしれない」