FIA(国際自動車連盟)が、F1中国GP予選のスピードトラップ(計測)を公開した。
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ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のスピードトラップは5番目だった。
予選でポールポジションを争ったフェラーリ勢のライコネンとベッテルだが、スピードトラップではロズベルグとわずかな差で続いている。フェラーリのシャシー性能やパワーユニットがかなりメルセデスAMG勢に近づいていることがわかるが、そのわずかな差を縮める難しさがF1だ。
予選2番手と大健闘したダニエル・リカルド(レッドブル)はスピードトラップで16番目。タグホイヤー(ルノー)のパワーが弱いことを考えると、そのシャシー性能の高さが際立っている。もし、メルセデスやフェラーリがパワーユニットを提供していたら、レッドブルはポールポジションを獲得できただろう。
予選12番手のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)はリカルドと同じスピードを記録していることからも、レッドブルのシャシー性能やセッティングの決まり具合の良さがわかる。
予選13番手のジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)は、20番目の速度となっている。
予選20番手のリオ・ハリアント(マノー)が、スピードトラップで3番目の速度を記録した。
■2016年 Rd.3 F1中国GP予選スピードトラップ | |||
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順 | No | ドライバー | KPH |
1 | 11 | S.ペレス | 334.5 |
2 | 77 | V.ボッタス | 334.1 |
3 | 88 | R.ハリアント | 333.9 |
4 | 27 | N.ヒュルケンベルグ | 333.9 |
5 | 6 | N.ロズベルグ | 333.6 |
6 | 5 | S.ベッテル | 332.7 |
7 | 7 | K.ライコネン | 332.5 |
8 | 8 | R.グロージャン | 332.3 |
9 | 21 | E.グティエレス | 332.3 |
10 | 19 | F.マッサ | 331.7 |
11 | 55 | C.サインツ | 331.7 |
12 | 33 | M.フェルスタッペン | 331.4 |
13 | 9 | M.エリクソン | 331.1 |
14 | 12 | F.ナッセ | 330.9 |
15 | 14 | F.アロンソ | 329.5 |
16 | 3 | D.リカルド | 329.5 |
17 | 20 | K.マグヌッセン | 328.3 |
18 | 30 | J.パーマー | 328.0 |
19 | 26 | D.クビアト | 327.3 |
20 | 22 | J.バトン | 325.2 |
21 | 44 | L.ハミルトン | 295.1 |
22 | 94 | P.ウェーレイン | 262.0 |
※同じ速度の場合は、先に記録した者が上位になっている。
■予選の結果
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■予選の映像
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■マクラーレン・ホンダ
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