マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソとの契約を2017年以降も延長したい意向だ。
「彼が今と同じように仕事をし、ドライビングし続ければ、彼に残留してほしい」とチーム代表のエリック・ブーリエは中国GP(17日決勝)でスペインの『Marca(マルカ)』紙に語った。
F1開幕戦オーストラリアGPで大クラッシュして胸部を負傷し、第2戦バーレーンGPを欠場したアロンソについて、元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは「引退すべき」だと述べて物議を醸していた。
■アロンソは「やる気に満ちあふれている」
しかし、ブーリエは次のように話している。
「フェルナンドにとって困難な4週間だったが、彼はやる気に満ちあふれたドライバーだから、できるだけ早く復帰することだけを目指していた」
「休息をとるために帰宅していいとバーレーンで話したんだが、彼は私たちと共に残ることを選んだんだ」
チームの意向がどうあれ、アロンソが引退を決断する日は近いのではないかという憶測もある。これについてブーリエは「誰でも好きなことを考えられる。だが、彼にとって引退はまだ遠い話だと思う」と答えた。
ハーバートの批判については、「あくまで彼の意見だ。私の意見はまったく正反対だよ」とブーリエ。
「フェルナンドほどやる気にあふれた者は見たことがない。彼はこのチームの大黒柱だ」
■チームの進歩をアロンソも理解
また、マクラーレン・ホンダの進歩はアロンソも理解しているとブーリエは話した。
「今われわれには、トンネルの向こうの光が見えている」
「モナコまでには最高のシャシーが手に入る。そうすれば表彰台に手が届く可能性だってある」
マクラーレンがタイトルスポンサーを失ってから数年たつが、問題はないとブーリエは次のように説明した。
「まったく問題ない。われわれには、ホンダも含めて多くのスポンサーがついている。それで十分だ。従って、タイトルスポンサーがないことは気にならない」
「昨年は、選手権で9位だったから分配金は(あまり)得られなかったが、今年は5位あたりだから、手に入るだろう」
「このチームは企業として常に利益を出してきた」
■マクラーレン・ホンダ
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■予選の映像
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