2016年F1第3戦中国GPが4月16日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で2日目を迎え、現地時間15時(日本時間16時)から行われた予選でメルセデスAMGのニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。今季初、通算では23回目。
午前中に行われたフリー走行3回目は雨となったが、予選開始時には路面がかなり改善され、ほぼドライコンディションでのスタートとなった。
Q1では各ドライバーが最初は路面のチェックもあって雨用タイヤのインターミディエイトを装着してコースイン。ところが、最初からスーパーソフトタイヤでコースにでたマノーのパスカル・ウェーレインがホームストレート上の水に乗ってスピンしコース左側のバリアに接触しストップしてしまう。セッションはここで赤旗中断となる。
セッション再開後、各ドライバーがドライタイヤでの戦いを展開し始める。ところが、ここで今季ここまで2戦連続ポールシッターとなっていたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)にトラブルが発生。ノータイムに終わる大波乱が起きてしまう。
Q1で予選を終えた17番手から22番手は次のとおり。17番手ケビン・マグヌッセン(ルノー)、18番手エステバン・グティエレス(ハース)、19番手ジョリオン・パーマー(ルノー)、20番手リオ・ハリアント(マノー)、21番手パスカル・ウェーレイン(マノー)、22番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。
Q2では、上位チーム勢が順当にタイムを刻む中、マクラーレン・ホンダ勢も最後のアタックにQ3進出をかける。ところが、そのタイミングでニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)のクルマからタイヤが脱落するというアクシデントが発生。ヒュルケンベルグがコース上にストップしたことで再び赤旗中断となる。残り時間はすでに1分少々となっており、このタイミングでQ2の順位が確定してしまう。
Q2で予選を終えた11番手から16番手は次のとおり。11番手フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、12番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、13番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、14番手ロマン・グロージャン(ハース)、15番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、16番手フェリペ・ナッセ(ザウバー)。
Q2ではキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルのフェラーリ勢が1-2体制を築くも、3番手に入ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のタイムは唯一ソフトタイヤで刻んだものだった。
Q3では、まずはライコネンが暫定ポールタイムを刻む。だが、2回目のアタックでロズベルグが強さを見せトップタイムを刻む。フェラーリ勢のタイムが伸びない中、レッドブルのダニエル・リカルドが2番手に飛び込む活躍を見せた。フェラーリはライコネン3番手、ベッテル4番手でQ3を終えている。
5番手から10番手までの結果は次のとおり。5番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、6番手ダニール・クビアト(レッドブル)、7番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8番手カルロス・サインツ(トロロッソ)、9番手マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)。
惜しくもQ3進出のチャンスを逃したマクラーレン・ホンダ勢は、明日の決勝をアロンソが12番手、バトンが13番手からスタートする。
F1中国GP決勝は、明日の日本時間15時から始まる。
●【映像】予選ポールポジションを獲得したニコ・ロズベルグのオンボードカメラ映像
●【映像】予選Q2でも赤旗中断 ヒュルケンベルグのタイヤ外れる
●【映像】予選Q1で赤旗中断 ホームストレートでクラッシュ
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