少し前にF1ドライバーによる任意団体であるGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)が公開状をソーシャルメディアに投稿し、現在のF1運営体制を批判したことが話題となった。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、こうした動きに対し現在のF1ドライバーたちは「おしゃべりが過ぎる」と批判し、最近も次のように語っていた。
「ドライバーたちは、このスポーツから金を持ち出すこと以外にどういう利益があると言うんだ? 彼らのうち1ドルだってF1のために使った者など誰ひとり会ったことがないよ。彼らと一緒に食事に行っても、代金を支払おうとさえしないんだ」
「彼らには話をすることさえ許されるべきではないよ。彼らはただクルマに乗り、運転していればいいんだ」
これに対し、現在ポイントランキングのトップにいるメルセデスAMGのニコ・ロズベルグは、F1中国GP(17日決勝)を控えた上海で仲間のドライバーたちと食事会を開いたときの画像をツイッターに投稿。
そこにはドライバーたちの団結を意味する“racingUnited(レーシングユナイテッド)”というハッシュタグが付けられているが、その下に次のようにもうひとつのハッシュタグを付け加えている。
「あるいは、バーニーの言葉を借りれば“windbagsunited(ウィンドバッグズユナイテッド)”かな」
これは「おしゃべり連合」といったような意味になるものだ。
なお、伝えられるところによれば、今回の食事会にはキミ・ライコネン(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ルノー)、ジョリオン・パーマー(ルノー)、ロマン・グロージャン(ハース)、リオ・ハリアント(マノー)は参加していなかったという。
#racingUnited
or in Bernie's words: #windbagsunited pic.twitter.com/abZjCTVv26— Nico Rosberg (@nico_rosberg) 2016年4月13日